KONASUKEの部屋

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フタスジモンカゲロウ♀20200905

2020年12月22日 | カゲロウ目
フタスジモンカゲロウの♀。
♂はもう少し複眼が大きく、前脚が長い。
また、腹端下部に把握器(U字型のフック状の突起)がある。

比較として、トウヨウモンカゲロウの♂。
腹節背面の模様が違います。

①腹節背面に逆八字状紋
②腹節背面の正中線上に縦条
③尾毛は黒色で3本
④♂は腹端下部に把握器(U字型のフック状の突起)がある
⑤複眼は黒色で大きい(♂はさらに大きい)
⑥前翅は無色透明で翅脈は黒色
⑦後翅側縁は褐色

分類:カゲロウ目マダラカゲロウ亜目モンカゲロウ科モンカゲロウ属
体長:12~14mm
♂尾毛の長さ:33mm内外
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:5~10月
          幼虫?
エサ:成虫・・・食べない
   幼虫・・・砂の中のデトライタス(生物遺骸)や藻類
その他:トウヨウモンカゲロウに似るが、腹背面の模様が異なる。
    腹部第3~9背板には三本の黒褐色斑紋(逆八の字紋と正中線上の一本の縦条)がある。
    体型は円筒形で、体色は黄色。
    尾毛は黒色で3本。
    複眼は黒色で、♂の方が大きい。
    後翅側縁は褐色。
    成虫の翅は無色透明で翅脈は黒色だが、亜成虫の翅は半透明の淡黄色。
    亜成虫の段階では♂♀の前脚は同様の長さだが、♂は成虫になると前脚が明瞭に長くなる。
    水のきれいな渓流に生息する。
    成虫・亜成虫とも、灯火に良く飛来する。
    幼虫の体は寸胴型。
    単眼は大きく、間に黒色斑紋はない。
    腹部背面の逆八字紋は細く、第7~9腹節の中央に、1本の縦条紋がある。
    陰茎の突起が腹面にある。
    顎は突出し、腹部の下面にフサフサした鰓がある。
    上流~中流の流れの遅い砂底に潜って生活する。
    終齢幼虫の体長は約20mm。
    羽化は日没から朝方にかけて行われ、陸上羽化と水面羽化。
参考:原色川虫図鑑成虫編(全国農村教育協会)
   ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
   野山の住認たちⅡ
   虫ナビ
   兵庫県立人と自然の博物館
   水生昆虫写真鑑
   しずおかみんなの「しぜんたんけんてちょう」
   森林総合研究所四国支所


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