KONASUKEの部屋

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クロタニガワカゲロウ♂20210416

2022年02月24日 | カゲロウ目
クロタニガワカゲロウ。
黒くて大き目のカゲロウ。
頭部の前縁が、前に大きく張り出すのが特徴。

画像では頭や複眼が厚みがあるように見えるけど。
それは白い縁取りのせいで、ホントはペラッペラ(笑)

複眼が大きくて接近しているので、♂ですね。

①頭部前縁:前方に大きく張り出す
②複眼:♂は大きく、接近する
(♀は比較的小さく、離れる)
③横脈:他の翅脈に比べて太く見える
④腹部第1~第8背板:半透明
⑤尾(テイル):二本、♂は体長の2倍ほど

分類:
カゲロウ目ヒラタカゲロウ亜目ヒラタカゲロウ科タニガワカゲロウ亜科クロタニガワカゲロウ属
体長:
9.5~13mm
尾の長さ(♂成虫):
25mm内外
分布:
本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
3~5月(年1化?)
越冬形態?
エサ:
成虫・・・食べない
幼虫・・・石の表面の藻類
その他:
頭部前縁は前方に大きく張り出す。
(同時期に見られるナミヒラタカゲロウも同様)
♀成虫は、複眼の大きさの違いや交尾器の違いを除いて、♂成虫に良く似ている。
♂成虫の複眼は大きくて接近するが、♀は比較的小さく離れている。
亜成虫は成虫に比べて体色がやや淡色で、翅は不透明だが、その他の特徴は同定の目安になる。
成虫と亜成虫は、翅の横脈周辺に暗褐色の斑紋を持ち、横脈が他の脈に比べて太く見える。
腹部第1~8背板は半透明。
(ナミヒラタカゲロウは翅に斑紋がなく、腹部背板全体に着色がある。)
尾(テイル)は二本。
渓流に生息する。
日中、河川周辺で群飛する。
灯火にも飛来する。
羽化は正午~午後に、水中羽化で行われる。
幼虫は渓流の流れが緩く、水深の深い場所で見られる。
河床の礫の間隙に潜むほか、流木や落ち葉についていることも多い。
環境省の定める水質指標では、「きれいな水」に生息する種類とされる。
体は平たく、石の上をすべるように移動する。
尾は3本で体長の約1.5倍。
体は黒っぽく、斑紋はない。
終齢幼虫の体長は約15mm。
頭部背面(前縁)に斑紋を持たないことが本種幼虫の特徴とされてきたが、同様の特徴を持つ未記載の大型タニガワカゲロウが存在する。
本種幼虫は、第7腹節上に細長い葉状鰓を持つ。
(未記載種にはない。)
参考:
原色川虫図鑑成虫編(全国農村教育協会)
身近な川の水生昆虫を調べてみよう!
岐阜聖徳学園大学教育学部川上研究室
昆虫エクスプローラ
An Artless Riverside
水生昆虫が面白い
日本産淡水魚の世界へようこそ!
ありんこの、玉手箱
春夏秋冬の昆虫写真館

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