KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

ツノロウカイガラムシ♀20190919

2020年02月08日 | カメムシ目
ツノロウカイガラムシ(ツノロウムシ)のメス。
白いロウの塊の下に・・・

本体があり、植物の汁を吸います。

分類:カメムシ目カタカイガラムシ科
体長:メス6~9mm、オス1.3mm(翅を広げた長さ:2mm内外)
分布:本州(宮城県・山形県以南)、四国、九州、南西諸島
   垂直分布?
成虫の見られる時期:1~5、9~12月(1年1化。初夏より幼虫が出現する)
          ♀成虫で冬越し
エサ:ヤナギ類、ゲッケイジュ、ボケ、ユキヤナギ、ハゼ、モチノキ、マサキ、トウカエデ、ツバキ科、かんきつ類などの汁で、広食性
その他:メスの虫体は無翅で暗赤褐色~暗紫褐色で、腹面は著しく隆起して半球状。
    ロウ殻は灰白色で、わずかに淡い紅色を帯びる。
    未成熟時は体の周りに白い角状突起が8個、背面中央に大きな角状突起が一本あり、先端は少し後ろに湾曲する。
    成熟すると分泌物で突起は消失し、半球状になり、淡黄色がかる。
    オスは赤褐色で翅は黄色がかり、後翅は退化する。
    国内ではオスは発見されず、単為生殖するという。
    (受胎したメスで越冬するとの情報もあり)
    ツノロウアカヤドリトビコバチに寄生される。
    メスはロウ物質で覆われるため、火を点けると燃える。
    中国などではこれを大量に育てて、ロウ物質をワックスとして使用したり、本体から着色料を取ったりしているらしい。
参考:虫ナビ
   信州いきもの俱楽部
   ロウカイガラムシ類の地理的分布と生態


最新の画像もっと見る

コメントを投稿