KONASUKEの部屋

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チャバネフユエダシャク出現!20201117

2020年11月18日 | チョウ目
チャバネフユエダシャク。
昨年の初見は12/15なので、随分早い。

もう一頭いた。

分類:チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
大きさ:オスの前翅の長さ21~27mm、翅を広げた長さ34~45mm
    メスの体長11~15mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:11月初旬~2月(年1化)
※地域・標高によって時期は異なる。北の地域ほど、また標高が高いほど早くから出現し、早く姿を消す。
          卵で冬越し
エサ:成虫・・・食べない
   幼虫・・・ポプラ、ヤマナラシ、ドロノキ、バッコウヤナギ、サワシバ、イヌシデ、ツノハシバミ、シラカンバ、ウダイカンバ、ヨグソミネバリ、ミズメ、ケヤマハンノキ、ブナ、イヌブナ、クリ、コナラ、ミズナラ、クヌギ、アベマキ、カシワ、シラカシ、アラカシ、ハルニレ、オヒョウ、ケヤキ、ニレ、マンサク、ズミ、リンゴ、ナナカマド、カマツカ、ノイバラ、バラ、サクラ、エゾヤマザクラ、ウメ、ホザキカエデ、ウリハダカエデ、イタヤカエデ、アワブキ、オオバボダイ、レンゲツツジ、ミツバツツジ、クロウスコ、ヤナギ、カバノキなど43種の報告がある。
その他:※広義の「冬尺蛾」の一種。
    ♂は翅があり飛べるが、♀は翅が全くない。
    ♂の前翅前縁は直線的で、翅頂は丸い。
    後翅は淡色。
    オスの色彩・模様には個体変異がある。
    メスは白黒のブチマダラ模様で、愛好者の間では「ホルスタイン」の愛称で呼ばれる。
    同属のオオチャバネフユエダシャクの♂は、前翅外横線が前縁付近で大きく外側に曲がり、再び戻る。
    雑木林や森林公園などで見られる。
    夜行性で、よく灯火に飛来する。
    一般的なフユシャク類が、日没後~2時間後頃、観察しやすいのに対し、本種は日没後2時間~真夜中が活動時間であり、特に交尾は真夜中近くに行われる事が多いらしい。

    頭部は赤褐色。
    幼虫の背中はオレンジ、黒、黄色、白などの混じるカスリ状、体の横は黄色。
    4~5月に見られる。
    終齢幼虫の体長は約35~40mm。
    5月頃に土中で蛹化する。
参考:学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
   みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   虫ナビ
   昆虫エクスプローラ
   芋活.com
   農研機構
   こんちゅう探偵団

※「冬尺蛾」とは
広義には、晩秋~早春に成虫が出現するシャクガ科の総称。
狭義には、フユシャク亜科に属する蛾。
♀は翅が退化するか短い。
外敵の少ない冬の時期に生殖活動を行う。
日本産冬尺蛾は35種。
うち、フユシャク亜科が14種、エダシャク亜科が15種、ナミシャク亜科が6種。
当ブログでは現在、フユシャク亜科5/14、エダシャク亜科4/15、ナミシャク亜科3/6を掲載中。


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