KONASUKEの部屋

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ビロウドツリアブ♂吸水20200319

2020年04月01日 | ハエ目
ビロウドツリアブ、吸水中。
複眼がくっついているので、♂ですね。

ハナアブの仲間だったら、幼虫が水棲だから、水辺にいても違和感がないんだけど。
ビロウドツリアブは、幼虫がヒメハナバチ類に寄生するとのことなので、水辺には縁がない。

周りに花もない、こんなとこで何してるのかと思ったら、水を飲んでたのね。

土がオレンジっぽい色をしているのは、この辺の湧き水が鉱水、この辺で言う「しぶみず(渋水?)」で、鉄分を多く含有するからだと思います。
「鉄バクテリア」という微生物が、赤い沈殿物と油に似た皮膜を作りだすのだそうです。
生物の授業で習った、化学合成細菌の一種なんですかね?
私たちは糖を酸化してエネルギーを得ているワケですけど、彼らは鉄イオンを酸化してエネルギーを得る生物ということで。
いわばこの鉄サビと皮膜は、鉄バクテリアのウンチ!(笑)

まぁ、他のミネラルも多い可能性があるので、単に水分だけじゃなく、ミネラル補給も兼ねてるのかもね。
蝶では専ら♂が吸水することで知られているけど、双翅目ではどうなんだろう?

分類:ハエ目ツリアブ科
体長:7~12mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~亜高山
成虫の見られる時期:3~5月・山地~6月(年1化)
          幼虫で冬越し?
エサ:成虫・・・花の蜜・花粉
   幼虫・・・ヒメハナバチ類の幼虫に寄生
その他:体色は黒色で、長い黄褐色の長毛を密生している。
    ♂は複眼がくっついており、♀は離れている。
    非常に長い口吻を持ち、ホバリングして花の蜜を吸う。
    ♀は産卵のタンパク源として、花粉を食べるらしい。
    交尾の際は静止して行うことが多いという。
    昼行性。
    樹林と林縁、公園、寺社境内、畑地、水田周辺などで見られる。
    幼虫は土中に巣を作るヒメハナバチ類の幼虫に寄生する。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
   かたつむりの自然観撮記
   成城の動植物


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