KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

タイワンイラガ20210825

2021年09月11日 | チョウ目
タイワンイラガの幼虫。
「台湾」と付くが、本州~九州まで分布します。
棘の生えた肉質突起は、この個体のように赤味を帯びることもあるとのこと。
背中、側面に、青く縁どられた丸い紋が並びます。

オニグルミの丸まった葉の中にいる個体。
果たして自分で綴ったものなのか?
丸まった葉っぱに潜り込んで摂食しているのか?
遠くに止まっているので、ちょっと確かめられませんでした。

①背面と側面に、青みがかった円形の紋が連なる
②毒のある刺が生えた肉質突起:赤味を帯びない個体もある

分類:
チョウ目イラガ科
翅を広げた長さ:
23~27mm
分布:
本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
7月(年1化)
前蛹で冬越し
エサ:
成虫・・・不食(口吻は退化している)
幼虫・・・クヌギ、コナラ、オニグルミ、エゾエノキ、マメ科など
その他:
前翅は褐色で、ビロード状の光沢があり、外縁沿いに大きく湾曲した明褐色部がある。
翅の色彩は、日本産は割合に安定しているが、紫黒色を帯びた個体もある。
中室端にやや不明瞭な小黒紋がある。
♂の触角は葉片状で短い櫛歯状突起がある。
♀は糸状。
翅の間から腹を反らせるように突き出して止まる。
(同様の姿勢をとるムラサキイラガは、前翅基部に明瞭な白点がある。)
♂の尾端には叢毛がある。
広葉樹を中心とする樹林と林縁で見られる。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
普通種で個体数も多い。
暖地に多いが、近年、東北地方まで分布を広げている。
幼虫は7~10月に見られる。
緑色~淡黄緑色で、背面と側面に円形の青味を帯びた紋が連なる。
棘の生えた肉質突起を多数持ち、赤味を帯びる個体もある。
(全身黄緑色の個体もいる。)
幼虫のみ毒針毛を持つ。
刺されたら、抗ヒスタミン剤を含有するステロイド軟膏などが有効。
単独で生活する。
終齢幼虫の体長は約25mm。
繭を作り、前蛹で越冬する。
イラガセイボウに寄生される。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
芋活.com
渓舟の昆虫図鑑
昆虫エクスプローラ
昆虫写真図鑑


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kazuyoo60)
2021-09-11 06:50:47
まだ出会っていませんが、来てほしくないです。
返信する
kazuyoo60さんへ (KONASUKE)
2021-09-11 07:26:01
コメントありがとうございます。
ですよねぇ。
刺されるとしびれるような激痛が走るそうです。
くわばらくわばら。
返信する

コメントを投稿