KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

モンシロルリノメイガ2206029

2023年06月10日 | チョウ目
モンシロルリノメイガ。
黒褐色地に黄白色紋があります。
前翅の大きな黄白色紋は、外縁側が凹んでいて、(コ)ヨツメノメイガの黄白色紋に形が似ていますね。
後翅に柄杓型の紋があるノメイガはいくつかいますが。
本種では柄杓の底がしっかりと角張っていますね。
そして、前縁側に出っ張りがあります。

よく似ている種にオオモンシロルリノメイガがいますが。
斑紋は丸味を帯びて互いに繋がりやすく、後翅の基部にも黄白色紋があるようです。

①前翅・黄白色紋
 a)中小2つが横に並ぶ
 b)大きい紋は外縁側が凹む、前縁から離れる
②後翅・黄白色紋:大きい
 c)後縁に向かって帯が伸びる
 d)しっかり角張る
 e)前縁側に出張る
③後翅基部:黄白色紋はない

分類:
チョウ目メイガ上科ツトガ科ノメイガ亜科
翅を広げた長さ:
22~25mm
分布:
本州、四国、九州
垂直分布?
成虫の見られる時期:
6月、8月(年2化)
前蛹で冬越し
エサ:
成虫・・・花の蜜
幼虫・・・ウツギの葉
その他:
黒褐色の地色に、黄白色の斑紋がある。
前翅・後翅の後角近くの縁毛は白い。
(羽化後時間が経っていると目立たないようだ)
後翅の黄白色紋は大きく、形状も特徴的。
類似するオオモンシロルリノメイガは、後翅基部にも黄白色紋がある。
触角は♂♀ともに糸状。
一般に夏の個体は春のものより小さい。
樹林と林縁で見られる。
夜行性で灯火に飛来することも多い。
普通種で個体数も多い。
幼虫は食草の葉を2枚綴り合せる。
亜終齢幼虫は半透明の淡緑色で、頭部・胸部・尾部に黒褐色紋がある。
終齢幼虫になると、全体に黒褐色紋が出る。
葉をくり抜いて蛹室を作って前蛹となる。
前蛹は赤っぽい。
2化目の前蛹は、そのまま越冬する。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑
虫ナビ
渓舟の昆虫図鑑
センスオブワンダふるイモムシケムシ
灰ヶ峰の蛾類と鳥類
富山県産蛾類博物館
広島市森林公園こんちゅう館
北茨城周辺の生き物
愛知県豊川市と東三河の蛾類観察
四国産蛾類図鑑
あおもり昆虫記
淡路島の生き物たち3
南四国の蛾
フォト蔵

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« セウスイロハマキ220626 | トップ | モンシロクロノメイガ220629 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

チョウ目」カテゴリの最新記事