KONASUKEの部屋

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イチジクキンウワバ241023

2025年02月05日 | チョウ目
2024年の画像から。
イチジクキンウワバ。
紫褐色の翅に、赤い金属光沢、銀紋。

①紫褐色
②内横線
③外横線:銀色紋に向かって曲がるが、鋭角にならない
④金色を帯びた褐色
⑤銀色紋:肥大する傾向

胸の毛は逆立っています。

⑥冠毛:V字に逆立つ

分類:
チョウ目ヤガ上科ヤガ科キンウワバ亜科
翅を広げた長さ:
32~38mm
分布:
北海道(中南部)、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
7~8月、9~10月(琉球列島や屋久島では4月~)
不定(暖地では周年発生)
エサ:
成虫・・・花の蜜
幼虫・・・ゴボウ、レタス、アブラナ、カラシナ、キャベツ、ダイコン、なす、トマト、タバコ、ハッカ、ネギ、カンナ、テンサイ、キュウリ、カボチャ、トウモロコシ、オヒシバ、フリージア、ノカラムシ、ダイズ、エンドウ、アズキ、ツルマメ、スイートピー、ナンキンマメ、クサトベラ、ゼラニウム、サクラソウ、オランダイチゴなど広食性で、特定の食草を持たない
その他:
ミツモンキンウワバと酷似する。
名前に「イチジク」とあるのは、銀色紋がイチジクに似ているから、という話もある。
新鮮な個体では紫褐色を帯び、内外横線間の後縁寄りは、ミツモンキンウワバよりも金色を帯びた褐色を呈し、銀色紋はより肥大化することが多い。
銀色紋に向かう外横線の切れ込みは、ミツモンキンウワバのような鋭角にはならない。
胸部背面の冠毛はV字状に立っており、茶褐色。
(ミツモンキンウワバでは黒褐色。)
♂の尾端には黒色の毛束が裸出して見えることが多い。

畑地、草原、路傍、公園、人家の庭などで見られる。
秋に向けて発生量が増し、8~10月に最盛期に達する。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
室内の実験では、♂は暗期1時間目に摂食のピークがあり、♀では明期1時間目にピークが見られる。
また、♀のコーリングは暗期の前半から中頃にかけてピークが見られたという。
普通種で個体数も多い。

幼虫は緑色で、体側に濃い白線、背面にも複数の不明瞭な白線が縦に走る。
全体に白点をまばらに散らす。
個体変異として、胸脚が黒色、黒点紋が目立つなどがある。
8~10月に見られる。
終齢幼虫の体長は約35~40mm。
尺取虫のような歩き方をする。

土の中に潜ったり、植物の根元近くの葉で、薄い繭を作って蛹化する。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
芋活.com
渓舟の昆虫図鑑
秋田ゆりの木
南四国の蛾
温泉ドラえもんのブログ
二人の館
YAMKEN明石の蛾達
こぎつねさんぽに出かけよう
Picture Ïnsect
J-Stage

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2 コメント

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Unknown (kazuyoo60)
2025-02-05 05:59:07
イチジクキンウワバ、我が家にも居そうです。イチジクがあります。キンウワバの金粉、面白いです。
返信する
kazuyooさんへ (KONASUKE)
2025-02-06 22:05:52
コメントありがとうございます。
実物はもっと美しいんですよ。
腕の問題か、カメラのスペックの問題か?
返信する

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