KONASUKEの部屋

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フユシャク類7種目・ウスバフユシャク♂20191229

2019年12月30日 | チョウ目
ウスバフユシャクのオス。
今季フユシャク類7種目。
場所は例のトイレ。

類似種のクロテンフユシャクとは、外横線が緩やかに曲がる点で区別できる。
(クロテンフユシャクでは、外横線が翅頂付近で「く」の字に曲がる)
今回撮影した個体ではハッキリしませんが、内横線は「く」の字に曲がる。

冒頭の写真は、懐中電灯で照らしているので、本来の色味ではありません。

この公園で幼虫を発見しているので、今月の課題に挙げていた種です。
これで、最低限、出会いたいと思っていたチャバネフユエダシャクとウスバフユシャクのオスには出会えました。
あとはメス、交尾を見たいなぁ。

KONASUKEの人さし指と比較。
こんなに小さい。
これはメスを探すのはひと苦労だねぇ。

これは?
ウスバフユシャク?
クロテンフユシャク?
ちょっと高い所にいて角度の調節が出来ないので、ハッキリしません。

分類:チョウ目シャクガ科フユシャク亜科
大きさ:オスの翅を広げた長さ22~30mm、メスの体長9~10mm(メスは無翅)
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:12中旬~2月上旬(山地11月中旬~12月中旬)
          成虫→卵で冬越し
エサ:成虫・・・食べない
   幼虫・・・コナラ、アベマキ、クヌギ、ケヤキ、エノキ、ハナカイドウ、リンゴ、ナシ、ボケ、アンズ、ウメ、スモモ、モモ、サクラ類、ユスラウメ、カエデ、カキノキ
その他:オス前翅の外横線は緩やかに曲がり、外横線の後方は白く縁どられる。
    (類似種クロテンフユシャクでは、翅頂近くで「く」の字に曲がる。)
    内横線は「く」の字に曲がる。
    夜行性。
    灯りに来ないという情報もある(ポケット図鑑日本の昆虫1400①)が、実際には明らかに来ている。
    発生直後は、灯りに来る可能性が高いのかも知れない。
    産卵は枝上に数個ずつ行われ、新芽の頃、孵化する。
    幼虫は春に見られる。
    体色は緑と暗褐色があり、体の横に白い線が走る。
    暗色型は白線がかなり明瞭。
    背面両側の2本の線は細い。
    二対の腹脚の前(腹部第5節)に小さな腹脚がある(フユシャク亜科の幼虫の特徴)。
    緑色型はクロテンフユシャクやフタスジフユシャクに似るが、これらの種では、地色が白っぽくならない。
    ナミスジフユナミシャクにも似るが、ナミスジ~では腹部第5節に小さい腹脚がない。
    終齢幼虫の体長は18~23mm
    初夏頃(?)、土中で蛹化する。
参考:ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
   学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
   みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   フユシャク図鑑
   樹木を食べる昆虫、北海道
   農研機構


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