KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

かつて池だったもの

2016年05月20日 | 土曜の午後の天気雨
かつては池だったモノ。
現在は、ただの水たまりと薄暗い草むらだ~ね。

三社神社の北。
僕が中学生頃までは、この周辺は田んぼばっかりで。
この池は、山からの清水を一旦貯めて、温めてから田んぼに引くためのものだったようです。
実際、夏でも手がキンキンするほど水が冷たかった。

中学生の時、ここの水を、底の泥ごと採取して、顕微鏡で観察したことがあったけど、水温が低すぎるのか、低栄養のためか(恐らく両方)、生き物の気配が感じられませんでした。
薬の空瓶に入れてふたをし、1ヶ月くらい放置しといたら、緑色っぽい、ケンミジンコらしき生物が泳ぎ出したのでした。

岸辺にはモミジが植わっていて、池の中ほどに枝を差し出していました。
天女が羽衣を引っかけて水浴びしてたら似合いそう、なんてことを思ったものです。
もっとも、普通の人間なら、心臓麻痺を起こしかねませんが(笑)
もし、平気で水浴びしている者がいたら、そいつはモノノケです(笑)

「ドーベル」と名づけた野良犬と戯れていたのも、主にこの池の端でのことでした。

小学校の友人と、この近所の田んぼに入って、タニシを靴一杯に獲って。
(だって他に入れ物がなかったんだもん)
よりによって、田植直後に。
持ち主の家のお兄さんに、二人で首根っこ掴まれて、突き出されたのが、幻のように思い出されます(笑)

今では、見る影もありません。
そのうち、この周辺からも田んぼがなくなってしまうのかも知れません。
時の流れとはいえ、寂しいですねぇ。

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