KONASUKEの部屋

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フタスジヒラタアブ幼虫20210426・0505

2021年05月07日 | ハエ目
ちょっ、その獲物、デカ過ぎない!?(笑)
フタスジヒラタアブの幼虫が、オビカレハの幼虫を捕食しています!
フタスジヒラタアブの幼虫自体、15mmと、ヒラタアブ類の中では、群を抜いてデカいんですけど。
それでもオビカレハの幼虫とは、体格差が!

冒頭の画像でも分かる通り、フタスジヒラタアブの幼虫の口は、細長い方。
一対の突起が生えている方は、お尻です(笑)
体表面と体側に、複雑なギザギザ突起があります。

一般的に、ヒラタアブの幼虫と言えば、アブラムシの天敵として有名ですが。
フタスジヒラタアブの幼虫は、チョウ目の幼虫も捕食するそうです。
それにしても、こんな大物も捕食しちゃうんだねぇ。
昆虫界のフードファイターや!(笑)

木の枝などに巻き付いて、獲物が通るのを待ち伏せて襲い掛かるのだとか。
待ち伏せ型のハンターですね。
今度は是非、狩りの瞬間を目撃したい!

①頭部側
②「ハ」字状紋
③三対の肉状突起
④呼吸突起:Y字型
⑤一対の尾状の付属物:黒色

分類:ハエ目 短角亜目ハナアブ科ヒラタアブ亜科
体長:10~15mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~亜高山
成虫の見られる時期:4~12月(発生回数不詳)
          越冬形態不定?
エサ:成虫・・・花の蜜や花粉
   幼虫・・・ワタアブラムシ、クロニタイケアブラムシ、モミオオアブラムシなどのほか、チョウ目の幼虫、クモなど
その他:腹部の黄白色の横帯の後縁は波形になる。
    第一節は♀では明瞭、♂では不明瞭。
    中胸背前部に、二対の縦条がある。
    幼虫は尾端にY字型の呼吸突起を持つ。
    老齢幼虫は、黒褐色地で、背面に6~7個の「ハ」字状紋がある。
    第3~第9環節の両側縁に、三対の肉状突起があり、先はトゲ状。
    最後尾に、細長い尾状の黒い付属物が一対ある。
    雑木林で見られる。
    枝に垂直に巻き付き、通りかかる虫を待ち伏せする。
    終齢幼虫の体長は約15mm。
    幼虫が見られる時期は、11月~5月頃?
    初冬に羽化したり、厳冬期に活動する幼虫が居たり、3月に蛹になるものが居たりと、越冬形態については、不定である可能性がある。
参考:ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
   虫ナビ
   田中川の生き物調査隊
   東京23区の虫2
   新ひむか昆虫記
   南大沢昆虫便り
   廿日市市の自然観察(昆虫)
   福光村・昆虫記
   昆虫ある記
   昆虫エクスプローラ

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (高楊枝)
2021-05-07 22:11:15
カレハガの幼虫を捕食とは!
なかなかのハンターですねぇ♪
返信する
高楊枝さんへ (KONASUKE)
2021-05-08 07:27:48
コメントありがとうございます。
ヒラタアブ類といえばアブラムシを食べると思っていたので、見つけた時は衝撃でした!(笑)
返信する

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