KONASUKEの部屋

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相棒ー劇場版Ⅲー観てきたよ

2014年05月10日 | 映画
相棒劇場版Ⅲ、観てきたよ。
いつも社会問題を扱う相棒シリーズだけど・・・国防かぁ。
難しいテーマだなぁ。
劇中の右京さんのセリフが重い。
「所詮、命のやり取りによって大切なものを守るという行為は、大いなる矛盾を孕(はら)んでいるんです」
最後のシーンで、カイトは、矛盾を抜け出す道はきっとあると、希望を残す。
一方で民兵のリーダーの主張は、今の日本が抱える矛盾もあぶり出す。
いざという時、アメリカ(友人)が守ってくれるワケがない、というニュアンスのこと、
核は良くて、化学兵器や生物兵器はダメというご都合主義、
とかね。

要は、映画は考えるきっかけを与えるもの、答えは観客が出すもの、ということなのだろう。
口に出さないのは考えていないのと変わらないと思うので、思ったことを書いておきたい。

アメリカが、いざという時、守ってくれない、まぁ、それはそうでしょう。
アメリカの議会で、
「何でアメリカが日本を守ってやらなきゃならないんだ?」
という質問に、
「日本に基地を置くと、安上がりなんです」
って、答弁してたそうだから。
アメリカの国益を守るためには、基地が必要だ、というのがアメリカの立場なのだろう。
だから、日本とアメリカの国益が対立する場合には、アメリカは手を出さないだろうね。

核の傘の有効性は疑わしいのではないかと思う。
冷戦時代、核の増殖をもたらし、大国の一方、ソ連は、重みに耐えられなくなって自滅した。
今も、核を持とうとする国は、後を断たないしね。
脅威の連鎖を生むだけなのではないだろうか。

結局、究極の国防は、話し合いによる平和外交なのだろうと思う。
「いっせーの、せ!」
で、武器を棄てられたらいいんだけどね。
今は無理でもね。
お互いが武器を持たないことが最も安全だって知っているのは、治安が最もいい、日本の国民じゃぁないのかな?

必要以上に危機感をあおるのは危ないと思う。
大切な人を、暮らしを、ふるさと守りたい、という気持ちは、誰の中にもあるものだ。
それがおびやかされるのだ、といわれれば、不安になるのは当然だろう。
国防の問題での今の政府のもの言いは、なかば脅しに近いものを感じる。
国民の不安をあおって、冷静な判断力を失わせる手法は、オレオレ詐欺に通じるものを感じる。

今の自分に、何ができるのかなぁ。
大学時代には、そういうことを真剣に話し合える仲間がいたけど、今は一人だしなぁ。
弱さを感じるよ、ホントに。


どうでもいいけど、やっぱり杉下右京は只者じゃぁないね。
島から荷物を送ろうとしているところを見て、僕も違和感を感じたのに、そのうち忘れちゃうんだもん。
覚えてらんないよ、無理だよ、そんなの。

ところで、民兵や事件関係者の名前に、日本の旧国名が多いのには、何か意味があるのかなぁ?
神室はともかくとして、
高野志摩
若狭道彦
岩代純也
とかね。
他にも、丹波とか、因幡とか、相模とか。
ほんっとに、どうでもいいね、こんなの。
失礼しました。

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