ホソバトガリエダシャク。
早春に見られるエダシャクです。
前脚はドクガ科を彷彿とさせるモフモフぶり。
翅は細長く、翅頂が尖り、翅を屋根型に畳むなど、およそエダシャク亜科らしくありません。
冒頭の個体は2/27に撮ったもので、どちらかと言えば、変異体です。
内横線の内側と外横線の外側が、強く赤味を帯びています。
こちらは2/28に撮影した個体。
こちらも赤味は帯びていますが、冒頭の個体ほどではありません。
この蛾は、個体変異が大きいようです。
頭側から。
横から。
①前脚は毛むくじゃら
②前翅は細長く、屋根型に畳む
③前翅頂はやや尖る
④前翅後角は丸みを帯びる
⑤前翅内横線
⑥前翅外横線
※⑥⑦は深く鋸歯状に屈曲する
⑦前翅外横線は、中央付近で大きく内側に折れ込む
分類:チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
翅を広げた長さ:♂32~43mm、♀31~34mm
分布:本州、四国、九州
平地~山地(低山地までに多い)
成虫の見られる時期:3~4月(年1化)
越冬形態?
エサ:成虫・・・?
幼虫・・・アカシデ、コナラ、クヌギ、クリ、リンゴ、ヤマツツジなど
その他:ヒロバトガリエダシャクに似るが、より前翅が細く、全体に暗色。
前翅頂や後角はヒロバ~よりも丸みを帯びる。
後翅は白色ではなく、後角は丸みを帯びる。
(ヒロバ~では白色で、後角は尖る。)
触角はヒロバ~より赤味が弱い。
前翅の内外横線は深く鋸歯状に屈曲する。
(ヒロバ~ではあまり曲がらず点列になることが多く、外横線は外寄り。)
色彩の個体変異が大きい。
・内横線の内側と外横線の外側が広く赤色、あるいは全体に赤っぽい
・各横線が明瞭なものから不明瞭なものまで
・内外横線間が暗色
・赤い鱗粉を散布する(新鮮な個体)
など。
(近似種のヒロバトガリエダシャクは個体変異が小さい。)
前・後翅とも外縁は波状。
前翅の外横線は、中央付近で大きく内側に折れ込む。
♂の触角は櫛歯状、♀は微毛状。
♀は小型で、翅が非常に細い。
灯火に飛来するが、♀が来ることは稀。
終齢幼虫の体長は約35~40mm。
参考:Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
ホソバトガリエダシャクとヒロバトガリエダシャク
渓舟の昆虫図鑑
北河内昆虫記
北茨城周辺の生き物
早春に見られるエダシャクです。
前脚はドクガ科を彷彿とさせるモフモフぶり。
翅は細長く、翅頂が尖り、翅を屋根型に畳むなど、およそエダシャク亜科らしくありません。
冒頭の個体は2/27に撮ったもので、どちらかと言えば、変異体です。
内横線の内側と外横線の外側が、強く赤味を帯びています。
こちらは2/28に撮影した個体。
こちらも赤味は帯びていますが、冒頭の個体ほどではありません。
この蛾は、個体変異が大きいようです。
頭側から。
横から。
①前脚は毛むくじゃら
②前翅は細長く、屋根型に畳む
③前翅頂はやや尖る
④前翅後角は丸みを帯びる
⑤前翅内横線
⑥前翅外横線
※⑥⑦は深く鋸歯状に屈曲する
⑦前翅外横線は、中央付近で大きく内側に折れ込む
分類:チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
翅を広げた長さ:♂32~43mm、♀31~34mm
分布:本州、四国、九州
平地~山地(低山地までに多い)
成虫の見られる時期:3~4月(年1化)
越冬形態?
エサ:成虫・・・?
幼虫・・・アカシデ、コナラ、クヌギ、クリ、リンゴ、ヤマツツジなど
その他:ヒロバトガリエダシャクに似るが、より前翅が細く、全体に暗色。
前翅頂や後角はヒロバ~よりも丸みを帯びる。
後翅は白色ではなく、後角は丸みを帯びる。
(ヒロバ~では白色で、後角は尖る。)
触角はヒロバ~より赤味が弱い。
前翅の内外横線は深く鋸歯状に屈曲する。
(ヒロバ~ではあまり曲がらず点列になることが多く、外横線は外寄り。)
色彩の個体変異が大きい。
・内横線の内側と外横線の外側が広く赤色、あるいは全体に赤っぽい
・各横線が明瞭なものから不明瞭なものまで
・内外横線間が暗色
・赤い鱗粉を散布する(新鮮な個体)
など。
(近似種のヒロバトガリエダシャクは個体変異が小さい。)
前・後翅とも外縁は波状。
前翅の外横線は、中央付近で大きく内側に折れ込む。
♂の触角は櫛歯状、♀は微毛状。
♀は小型で、翅が非常に細い。
灯火に飛来するが、♀が来ることは稀。
終齢幼虫の体長は約35~40mm。
参考:Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
ホソバトガリエダシャクとヒロバトガリエダシャク
渓舟の昆虫図鑑
北河内昆虫記
北茨城周辺の生き物
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