KONASUKEの部屋

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ホソオビアシブトクチバ241014

2025年01月29日 | チョウ目
ホソオビアシブトクチバ。
水戸市内のコンビニの壁にて撮影。

①前翅中央の白色帯は細く、幅はほぼ平行
アシブトクチバでは前縁寄りが太く、真ん中で細くなる。)
②前翅外横線
③外横線前縁寄り:白色影に縁取られ、明瞭な白色帯となる
アシブトクチバでは明瞭な白色帯にならない。)

分類:
チョウ目ヤガ上科ヤガ科シタバガ亜科
翅を広げた長さ:
38~44mm
分布:
本州(関東以西)、四国、九州
平地~山地
Digital Moths of Japanは、
「東北地方にも採集例はあるが、北部地域での土着性は明らかでない」としており、
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2かたつむりの自然観撮記は、北海道を分布域に含めていない。
一方で虫ナビ昆虫エクスプローラでは北海道に分布するとしている。
成虫の見られる時期:
5~10月(年2化)
蛹で冬越し
エサ:
成虫・・・不明
幼虫・・・栽培バラ、ウバメガシ、栽培トウゴマ、カキバカンコノキ、サルスベリなどの葉、蕾、花弁、樹皮
その他:
翅の地色は黒褐色で、前翅に明瞭な白色帯がある。
白色帯は幅が狭く、ほぼ平行で幅が変わらない。
(アシブトクチバでは真ん中で細くなる。)
外横線の前縁側は白色影に縁どられ、明瞭な白色帯となる。
(アシブトクチバでは明瞭な白色帯にはならない。)
後翅の白色帯も顕著。
翅を屋根型に閉じて止まることが多い。
夜行性で、灯火に飛来することも多い。
普通種で個体数も多い。
樹林と林縁、公園、社寺林、河川周辺、人家の庭などで見られる。
日本での産地は都市近郊など二次的な環境に集中する傾向がある。
幼虫は初夏から秋にかけて見られる。
若齢幼虫は黒っぽく、次第に薄茶色~灰褐色になる。
体に沿った太い線があり、まばらに白い点を散らす。
若齢の内は葉裏の縁に沿っていることが多く、老齢になるにつれて枝に体を添わせる、株の根元や落ち葉の下、植木鉢の縁に沿うなどする。
夜行性で、昼間はじっとしていることが多い。
尺取虫に似た歩き方をする。
糸を吐いてぶら下がり、地面に落ちると跳ね回る。
若齢の内は、若葉を葉脈を残して食べているが、やがて葉脈ごと食べ、さらには蕾、花弁、果ては樹皮までかじる。
終齢幼虫の体長は約55~60mm。
ニールオイルにある程度の忌避効果、摂食阻害効果、脱皮阻害効果がある。
樹皮下や落葉下などで蛹化する。
参考:
List-MJ日本産蛾類総目録
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
昆虫エクスプローラ
篠宮バラ園
Happy Sustainable Life
みんなの趣味の園芸
渓舟の昆虫図鑑
Happy Sustainable Life
ガーデコジャパン園芸ガーデニングチャンネル

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2 コメント

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kazuyooさんへ (KONASUKE)
2025-01-29 21:29:25
コメントありがとうございます。
やっぱりバラですかね。
無農薬での駆除方法としては、ニームオイルにある程度の忌避効果、摂食阻害、脱皮阻害があるようです。
釈迦に説法かも知れませんが、効果的な使い方の参考動画:カーメン君ガーデンチャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=CxYY4iN5w58
ちょっと長いのが玉に瑕(笑)
返信する
Unknown (kazuyoo60)
2025-01-29 06:47:27
ホソオビアシブトクチバ、目立つ模様の蛾です。我が家でも毎年発生です。
返信する

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