アヤシラフクチバ。
枯葉に粘菌が付着しているような見た目。
①亜基線:ハッキリする傾向
②内横線
③中横線
※②③は直線的
④白色帯(時に薄茶色を帯びる):後縁に垂直、前縁付近は二股
⑤円形の紋
⑥腎状紋:中抜き
⑦亜外縁線
⑧薄褐色
旧名
アヤクチバ
分類:
チョウ目ヤガ科シタバガ亜科
翅を広げた長さ:
53mm前後
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
6~8月(年2化)
卵で冬越し
エサ:
成虫・・・樹液や果実、汚物
幼虫・・・ミズナラ、ブナ、イヌブナ、コナラ、クヌギ、カシワ、アラカシ、ウバメガシなどの葉
その他:
茶色(あるいは紫がかった黒褐色)の地色に、内横線と中横線の間は白色帯(時に薄茶色を帯びる)となり、目立つ。
内横線・中横線は、ほぼ直線的。
(シラフクチバは、波状に湾曲する。)
前翅の白色帯は、後縁に対して垂直。
前縁付近で二股に分かれ、付近に円形の紋がある。
中横線は中抜きの腎状紋と交わる。
亜基線はハッキリしている傾向がある。
亜外縁線の外側は薄褐色。
♂の触角は歯牙状、各節に長い一対の刺毛と毛束を生ずる。
♀は糸状。
胸は横から見ると、段々に盛り上がって見える。
ブナ科植物の生育する林縁部などで見られる。
灯火に飛来する。
幼虫は頭部が黄褐色。
第3・4腹脚は小さい。
尾脚は後方に突き出す。
終齢幼虫の体長は約45~50mm。
葉を綴って繭を作る。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
渓舟の昆虫図鑑
昆虫エクスプローラ
北茨城周辺の生き物
YAMKEN明石の蛾達
ZATTAな昆虫図鑑
PIXTA
フォト蔵
まぁ、蛾は地味な種類が多いですしねぇ。
特に日本では肩身が狭い感じです。
実際には、蛾の5%くらいを蝶と呼んで、有り難がっているようなモノなんですがねぇ。