KONASUKEの部屋

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アカフツヅリガ♂20210630

2021年08月07日 | チョウ目
アカフツヅリガ.。
翅が灰白色で、前翅前縁が赤味を帯びた褐色なので、♂ですね。

①環状紋
②腎状紋:暗色で内部は淡色、環状紋より大きい
③外縁の点列:比較的明瞭
④前翅前縁:♂では赤味を帯びた褐色

分類:
チョウ目メイガ科ツヅリガ亜科
翅を広げた長さ:
32~36mm
※ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)では20~40mmとしている
分布:
本州、四国、九州
※虫ナビは北海道、本州、四国としている
平地~山地
成虫の見られる時期:
6~8月
幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・花の蜜、樹液
幼虫・・・シバ、イチゴ
その他:
腎状紋は暗色で、内部は淡色、環状紋より大きい。
(オオツヅリガでは環状紋と腎状紋の大きさはあまり変わらない。)
外縁の点列は比較的明瞭。
(オオツヅリガでは明瞭でない。)
翅の模様は変異に富む。
♂は全体的に灰白色で、前翅前縁は赤味を帯びた褐色。
前翅前縁基部に膨らみがあり、内部に特殊鱗がある。
♀は♂より大型で、下唇鬚が長く、全体的に茶褐色。
外横線は翅脈に沿って鋸歯状。
類似種が多いが、本種は大型。
各地に普通。
(オオツヅリガは本州では少ない。)
灯火に飛来する。
幼虫は黒く光沢がある。
1970年代から芝生の害虫とされているが、実際に被害を受けているゴルフ場は少なく、近年はほとんど報告されていないという。
イチゴ果実、葉柄、果梗などを食害するとも言う。
芝生などに、生息孔(白い糸で綴った斜めの巣穴、径約10mm、長さ100mm前後)を作る。
夜間出て来て周囲の芝を直径30~50mm程度の範囲で食害するという。
巣穴には糸で出来た蓋があり、動きは敏捷で、素早く巣穴に身を隠す。
8月~10月頃まで見られ、巣穴の奥で、綴った土を纏って越冬する。
終齢幼虫の体長は約25~30mm(40mmとも)。
天敵にイチモンジヒラタヒメバチがいるという。
参考:
ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
東洋グリーン株式会社
長野県農業関係試験場
北茨城周辺の生き物
北河内昆虫記
こんちゅう探偵団
YAMKEN明石の蛾達
センスオブワンダふるイモムシケムシ
花と葉っぱ
トモグリーン・ケミカル
農林水産研究文献解題


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