キヌツヤミズクサハムシ(スゲハムシ)。
今回、観察した中では、金銅色の個体が、一番多かった。
翅の後ろの形状を撮影しようと思ったが、失敗。
ピント合わせが難しい。
交尾。
湿地のスゲ類などで見られる。
ネクイハムシ亜科の中では、最も一般的に見られる種類だが、分布はやや局地的。
湿地そのものが、開発などで失われているためかも知れない。
レッドデータブック:
絶滅危惧Ⅰ類:埼玉県、東京都、大分県
絶滅危惧Ⅱ類:千葉県、奈良県、大阪府、鳥取県
準絶滅危惧種:愛知県、兵庫県、島根県、広島県
情報不足:静岡県
分類:
コウチュウ目ハムシ科ネクイハムシ亜科ミズクサハムシ属
体長:
♂6.5~7.4mm、♀7.0~8.8mm
分布:
北海道、本州、九州
丘陵~山地の湿地
成虫の見られる時期:
4~7月
エサ:
成虫・・・スゲ属、イグサ属、ガマ属、アヤメ属、ミクリ属、ミズバショウなどの花粉
幼虫・・・スゲ類、ミクリ類などの根?
その他:
背面は金属光沢があり、色彩変異が大きい。
銅色が多いが黒、紫、青、緑、黄、赤などがあり、青色は♂に多い。
頭部は複眼が小さく、複眼周辺の溝は不明瞭。
頭頂に毛があり、中央の縦溝は深い。
触角は背面同様、全体に金属色が強い。
触角第3節は、第2節よりわずかに長い。
第4節は第3節より長く、第2節の約2倍で、第6節とほぼ同長。
第5節は第6節より長い。
(シラハタミズクサハムシ(シラハタネクイハムシ)では、第2節×2=第3節<第4節≒第6節<第5節)
前胸背板の前側面の隆起は明瞭で、周囲の溝は深い。
背面は密に点刻され、粗い横皺に覆われる。
亜基部襟帯は明瞭で、密な横皺と点刻を伴う。
中央縦溝は深く、連続する。
(シラハタミズクサハムシでは浅い溝状で不明瞭。)
上翅間室の横皺は粗い。
翅端部はやや丸みを帯びた切断状で、外角は丸まり、内角は直角に近い。
脚は全体に金属色。
前脛節の先端外側には突起があり、中脛節と後脛節の先端外側には小さな突起がある。
後腿節には大きな一つの歯がある。
尾節板の先端部に毛があり、♂の先端は深く明瞭に窪み、♀は浅く窪む。
(シラハタミズクサハムシでは、先端は♂が切断状、♀は丸まる。)
産卵管は著しく伸張しない。
先端部の鋸歯は細く、先端の角度はほぼ直角。
先端は少し突出する。
腹板は毛が濃い。
末端節の形状は、♂の先端は切断状で、♀は丸まる。
類似種との識別は難しい。
湿地のスゲ類の葉や茎の上で見られる。
ネクイハムシ亜科の中では、最も普通に見られるが、やや局地的。
群馬県から化石が発掘され、本種と同定されている。
ネクイハムシ亜科の幼虫は、気門から出ている突起を植物の根に差し込んで呼吸する。
参考:
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
Web版ネクイハムシ図鑑
こんちゅう探偵団
J-STAGE
ホタルの独り言
日本のレッドデータ検索システム
今回、観察した中では、金銅色の個体が、一番多かった。
翅の後ろの形状を撮影しようと思ったが、失敗。
ピント合わせが難しい。
交尾。
湿地のスゲ類などで見られる。
ネクイハムシ亜科の中では、最も一般的に見られる種類だが、分布はやや局地的。
湿地そのものが、開発などで失われているためかも知れない。
レッドデータブック:
絶滅危惧Ⅰ類:埼玉県、東京都、大分県
絶滅危惧Ⅱ類:千葉県、奈良県、大阪府、鳥取県
準絶滅危惧種:愛知県、兵庫県、島根県、広島県
情報不足:静岡県
分類:
コウチュウ目ハムシ科ネクイハムシ亜科ミズクサハムシ属
体長:
♂6.5~7.4mm、♀7.0~8.8mm
分布:
北海道、本州、九州
丘陵~山地の湿地
成虫の見られる時期:
4~7月
エサ:
成虫・・・スゲ属、イグサ属、ガマ属、アヤメ属、ミクリ属、ミズバショウなどの花粉
幼虫・・・スゲ類、ミクリ類などの根?
その他:
背面は金属光沢があり、色彩変異が大きい。
銅色が多いが黒、紫、青、緑、黄、赤などがあり、青色は♂に多い。
頭部は複眼が小さく、複眼周辺の溝は不明瞭。
頭頂に毛があり、中央の縦溝は深い。
触角は背面同様、全体に金属色が強い。
触角第3節は、第2節よりわずかに長い。
第4節は第3節より長く、第2節の約2倍で、第6節とほぼ同長。
第5節は第6節より長い。
(シラハタミズクサハムシ(シラハタネクイハムシ)では、第2節×2=第3節<第4節≒第6節<第5節)
前胸背板の前側面の隆起は明瞭で、周囲の溝は深い。
背面は密に点刻され、粗い横皺に覆われる。
亜基部襟帯は明瞭で、密な横皺と点刻を伴う。
中央縦溝は深く、連続する。
(シラハタミズクサハムシでは浅い溝状で不明瞭。)
上翅間室の横皺は粗い。
翅端部はやや丸みを帯びた切断状で、外角は丸まり、内角は直角に近い。
脚は全体に金属色。
前脛節の先端外側には突起があり、中脛節と後脛節の先端外側には小さな突起がある。
後腿節には大きな一つの歯がある。
尾節板の先端部に毛があり、♂の先端は深く明瞭に窪み、♀は浅く窪む。
(シラハタミズクサハムシでは、先端は♂が切断状、♀は丸まる。)
産卵管は著しく伸張しない。
先端部の鋸歯は細く、先端の角度はほぼ直角。
先端は少し突出する。
腹板は毛が濃い。
末端節の形状は、♂の先端は切断状で、♀は丸まる。
類似種との識別は難しい。
湿地のスゲ類の葉や茎の上で見られる。
ネクイハムシ亜科の中では、最も普通に見られるが、やや局地的。
群馬県から化石が発掘され、本種と同定されている。
ネクイハムシ亜科の幼虫は、気門から出ている突起を植物の根に差し込んで呼吸する。
参考:
ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
Web版ネクイハムシ図鑑
こんちゅう探偵団
J-STAGE
ホタルの独り言
日本のレッドデータ検索システム
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