7月の最後の日曜日、連日猛暑が続いていて湿気がじとーっと纏わりつくような感じで動くのが嫌になって来る。
かといって折角の休み、山行しなければ一週間後悔するのが判っているので気分を変えて前から行きたかった大峰山系の南寄りの釈迦ヶ岳に登ることにする。
4時40分頃に自宅を出発して309号から168号に入りひたすら南下する。
168号は子供が小さかった頃に谷瀬の吊り橋に行って以来となるが、当時の記憶では曲りくねった山道ばかり通った印象だったが旭林道に入るまでは当時と比べてトンネルも随分出来ていて快適だった。
だが旭林道から不動小谷林道は落石が所々にあり、踏んでタイヤにトラブルを起こさないよう慎重に通過するが峠登山口までの17kmは心細くて長い道程で旭発電所を過ぎた樹林に覆われ薄暗い所を通過している時にはこのままUターンして帰ろうかなと思ったりしたが、何とか気持ちを奮い立たせ(少し大袈裟か}ようやくのこと7時過ぎに7台程駐車している太尾の登山口に到着した。
支度をしている人達がいて会話の感じで会社関係らしき10人ほどの老若男女取り混ぜた人達がいたが若い女性3人は車酔いしたらしく地面に座り込んで体調を整えていた。
10人パーティーを見送ってからガスが発生していてすっきりしない天気の中、靴を履き換えて登山届を出して7時20分に出発する。
この日は二日ほど前から腰の調子がもぞもぞした感じがあったので歩荷訓練はせずに30Lのバックパックに一式詰め込んで登ることにする。
登り始めていきなり大峰らしい?岩に絡みつく木の出迎え。
昨夜の雨のせいで登山道のササ原は濡れていて靴やズボンの裾をたっぷりと湿らせてくれる。
登山口の標高が1200mを越えているのですぐにブナの木が現れ、やがて大台ケ原を思わせるような風景がずっと続いていた。
吹き抜ける風も無くてなかなか立ち込めたガスが取れなくて期待していた景観がほとんど得られない。
あまり高度を稼ぐような登りが無くて同じようなササ原の中を水平移動し景色が見れない中単調に詰めていく。
ようやく登山口から1時間半近くかかって8時45分に古田の森に到着。
ようやく下山されてきた人がいたので少し立ち話をすると、夜に登山口に着いて5時前から登り出したとのことだった。
古田の森を素通りして千丈平を目指していると、しとしとと雨が降って来た。
周りの景色が見れなかったのだが、一瞬進行方向右手のガスが切れてピラミダルな山影が見てとれた。
地図を確認すると大日岳?かと思うが条件が良ければあそこまで行くつもりにしていた山だ。
千丈平手前の樹林帯で本降りになって来たので先日買ったレインパンツを穿くことにしてレジ袋を靴に被せて着ける。
レインパンツは約10年以上前に買ったものがゴアテックスも名ばかりとなり撥水しなくて久しくなっていたが、さすがにこれではアカンやろうと物色していた所ファイントラックの伸びるエバーブレスレグンパンツが良さそうで買うつもりにしていたが、なかなか現物を試着する機会を逸し気になりながらも今までのレインパンツを山行に詰めていたのだった。
ところが先日仕事で三井アウトレットパーク付近に行くことがあったので昼間見に行くと、まずグレゴリーのショップが出展していて30Lバックパックに目が行って釘付けとなり何とか物欲を断ち切って店を出る。
次にモンベルショップに行き掘り出し物が無いか見ているとレインパンツがあってその中でもトレントフライヤーのものが非常に軽くしなやか、安くなった価格はファイントラックとほぼ同値で店の人に聞くと「現行モデルとは股上の長さが違うだけなのでお買い得ですよ」とのこと。
すぐに試着室に入って屈伸したりしてしゃがむともちろん伸びないが、バックパックに入れたままのことが多いので軽さを考えて購入したのだった。
レインパンツを穿いた頃には山行前に手入れしてクリームをたっぷり塗って来た靴が段々浸水してきているようで靴下がじとっと濡れてきて不快な感じになる。
この靴も購入して約10年、ソールを2回張り替えて手入れをして愛用してきたがクリームを塗り込んだ後の山行で浸水することが無かったのでそろそろ寿命かなと思う。
その後、ほどなくして千丈平に9時20分頃到着。
そしてかくし水を過ぎて分岐に到着。
相変わらず雨が降っているが上を羽織るとむし暑いので汗と雨で濡れたままで登る。
分岐から登りつめるとすぐにお釈迦様が目に飛び込んできて山頂に9時45分到着した。
孔雀岳方面はガスの中で降り口を眺めるだけ、お釈迦様をもう一度眺めて滞在5分未満の山頂を後にする。
下りでは片手にストックを持ち傘を差して足を取られにように注意しながら下る。
古田の森まで戻った頃にようやく雨も止み出し時折ガスが切れてつかの間の青空も覗くがカメラが結露してしまってレンズがぼやける。
娘から借りているカメラ、もう少し丁寧に扱わなければと思う。
やがて前方右手に登山口が見え駐車している車も確認出来た。
振り返るとここでも大日岳?も見ることが出来た。
時刻は10時半を回っていたがこれから登り出す人も随分おられるのには少し驚いたが、コースタイムが短いのと難所も無く手頃なのだがこの登山口まで来るのがずいぶん大変だ。
晴れ間が見えたこともありバックパックを下ろして行動食を摂って水分補給をする。
ぼちぼちゆっくり下り11時半に登山口に下山した。
帰り支度をして旭発電所の駐車場でしばらく休憩し、大塔村の夢の湯に行くとほぼ貸切状態の温泉に浸かってから富田林に帰った。
かといって折角の休み、山行しなければ一週間後悔するのが判っているので気分を変えて前から行きたかった大峰山系の南寄りの釈迦ヶ岳に登ることにする。
4時40分頃に自宅を出発して309号から168号に入りひたすら南下する。
168号は子供が小さかった頃に谷瀬の吊り橋に行って以来となるが、当時の記憶では曲りくねった山道ばかり通った印象だったが旭林道に入るまでは当時と比べてトンネルも随分出来ていて快適だった。
だが旭林道から不動小谷林道は落石が所々にあり、踏んでタイヤにトラブルを起こさないよう慎重に通過するが峠登山口までの17kmは心細くて長い道程で旭発電所を過ぎた樹林に覆われ薄暗い所を通過している時にはこのままUターンして帰ろうかなと思ったりしたが、何とか気持ちを奮い立たせ(少し大袈裟か}ようやくのこと7時過ぎに7台程駐車している太尾の登山口に到着した。
支度をしている人達がいて会話の感じで会社関係らしき10人ほどの老若男女取り混ぜた人達がいたが若い女性3人は車酔いしたらしく地面に座り込んで体調を整えていた。
10人パーティーを見送ってからガスが発生していてすっきりしない天気の中、靴を履き換えて登山届を出して7時20分に出発する。
この日は二日ほど前から腰の調子がもぞもぞした感じがあったので歩荷訓練はせずに30Lのバックパックに一式詰め込んで登ることにする。
登り始めていきなり大峰らしい?岩に絡みつく木の出迎え。
昨夜の雨のせいで登山道のササ原は濡れていて靴やズボンの裾をたっぷりと湿らせてくれる。
登山口の標高が1200mを越えているのですぐにブナの木が現れ、やがて大台ケ原を思わせるような風景がずっと続いていた。
吹き抜ける風も無くてなかなか立ち込めたガスが取れなくて期待していた景観がほとんど得られない。
あまり高度を稼ぐような登りが無くて同じようなササ原の中を水平移動し景色が見れない中単調に詰めていく。
ようやく登山口から1時間半近くかかって8時45分に古田の森に到着。
ようやく下山されてきた人がいたので少し立ち話をすると、夜に登山口に着いて5時前から登り出したとのことだった。
古田の森を素通りして千丈平を目指していると、しとしとと雨が降って来た。
周りの景色が見れなかったのだが、一瞬進行方向右手のガスが切れてピラミダルな山影が見てとれた。
地図を確認すると大日岳?かと思うが条件が良ければあそこまで行くつもりにしていた山だ。
千丈平手前の樹林帯で本降りになって来たので先日買ったレインパンツを穿くことにしてレジ袋を靴に被せて着ける。
レインパンツは約10年以上前に買ったものがゴアテックスも名ばかりとなり撥水しなくて久しくなっていたが、さすがにこれではアカンやろうと物色していた所ファイントラックの伸びるエバーブレスレグンパンツが良さそうで買うつもりにしていたが、なかなか現物を試着する機会を逸し気になりながらも今までのレインパンツを山行に詰めていたのだった。
ところが先日仕事で三井アウトレットパーク付近に行くことがあったので昼間見に行くと、まずグレゴリーのショップが出展していて30Lバックパックに目が行って釘付けとなり何とか物欲を断ち切って店を出る。
次にモンベルショップに行き掘り出し物が無いか見ているとレインパンツがあってその中でもトレントフライヤーのものが非常に軽くしなやか、安くなった価格はファイントラックとほぼ同値で店の人に聞くと「現行モデルとは股上の長さが違うだけなのでお買い得ですよ」とのこと。
すぐに試着室に入って屈伸したりしてしゃがむともちろん伸びないが、バックパックに入れたままのことが多いので軽さを考えて購入したのだった。
レインパンツを穿いた頃には山行前に手入れしてクリームをたっぷり塗って来た靴が段々浸水してきているようで靴下がじとっと濡れてきて不快な感じになる。
この靴も購入して約10年、ソールを2回張り替えて手入れをして愛用してきたがクリームを塗り込んだ後の山行で浸水することが無かったのでそろそろ寿命かなと思う。
その後、ほどなくして千丈平に9時20分頃到着。
そしてかくし水を過ぎて分岐に到着。
相変わらず雨が降っているが上を羽織るとむし暑いので汗と雨で濡れたままで登る。
分岐から登りつめるとすぐにお釈迦様が目に飛び込んできて山頂に9時45分到着した。
孔雀岳方面はガスの中で降り口を眺めるだけ、お釈迦様をもう一度眺めて滞在5分未満の山頂を後にする。
下りでは片手にストックを持ち傘を差して足を取られにように注意しながら下る。
古田の森まで戻った頃にようやく雨も止み出し時折ガスが切れてつかの間の青空も覗くがカメラが結露してしまってレンズがぼやける。
娘から借りているカメラ、もう少し丁寧に扱わなければと思う。
やがて前方右手に登山口が見え駐車している車も確認出来た。
振り返るとここでも大日岳?も見ることが出来た。
時刻は10時半を回っていたがこれから登り出す人も随分おられるのには少し驚いたが、コースタイムが短いのと難所も無く手頃なのだがこの登山口まで来るのがずいぶん大変だ。
晴れ間が見えたこともありバックパックを下ろして行動食を摂って水分補給をする。
ぼちぼちゆっくり下り11時半に登山口に下山した。
帰り支度をして旭発電所の駐車場でしばらく休憩し、大塔村の夢の湯に行くとほぼ貸切状態の温泉に浸かってから富田林に帰った。
あいにくの天気は残念でしたね。
季節を変えて登られると印象もずいぶん違ってくると思います。
記事中にはいつも山の事以外のあれこれの情報や思いが書かれてらっしゃるのでとても参考になります!
私は近場の低山は多くてレインウェアはほとんど使わないので普段は傘で済ましてしまっています。
遠征のときだけ上はモンベルのストームクルーザー、下は最安のレイントレッカーのパンツですが、すでに撥水しません。
どなたかベテランさんも書いてらっしゃいましたが、レインウェアは一番安いやつで良いと。
消耗品だからだそうです。
それでもそう簡単に買い替えられないですが。
(^^ゞ
娘さんのカメラは雨で故障しませんでしたか?
コメント有難うございます。
私も金剛山に登る時は暑くて折り畳み傘を愛用してレインウエアーを着けないようにしていたのですが流石に滲みてくるレインパンツはずっと気になっていたアイテムです。
ゴアテックスでない安価なタイプでもと思ったのですが軽さに驚いてつい買ってしまいました。
あまり目的の無い時はショップを覗かない方が良さそうです。
心配頂きました娘のカメラ事無きを得てやれやれです。
扱い気を付けるようにします(^_^;)