一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2018.5.4~6 明神平テン泊 三日目

2018年05月11日 | 大台ケ原・高見山・倶留尊山
前夜は夜中に風も治まり、覚悟していたより冷え込みがましでシュラフの中でがたがた震えることは無かった。
4時半頃から起き出したがテン場であまり物音を立てれないので、朝食支度を詰めて東屋へ行く。





この2日間最高のお天気だったが今朝は薄くうろこ状になった雲が出ていて天気が崩れる予兆かなと思う。
前日汲んでいた水には砂が結構沈殿していたので明神谷側の水場へ汲みなおしに行く。
コーヒーを飲んでから朝食を済ませ水無山に登ることにする。
水無山は高見山方向へ派生する主稜線上にあるピークで、当初の計画では水無山、赤ゾレ山、高見山と巡って下山予定だったが、いくら食料が減ったとはいえ、まだまだバックパックは重たいので明神谷を下ることにする。
登る途中で振り返ると大峰の山々に朝陽が当たりだしてとても荘厳な感じを受けた。



主稜線の稜線上に出ると東側の山々が重なる素晴らしい景観が見えて見惚れる。



水無山には7時前に到着。



地図を見ながら先の山を確認する。



先に行くと下山が遅れるのでここまでとして往路を戻る。




自分のテントを確認してバイケイソウの中を抜けて7時15分に戻る。



コーヒーを飲んで一服してから撤収作業に入る。
8時半、下山することにして楽しかった3日間を過ごした明神平を後にする。





ヒメシャラの冷たい木肌に触れながら明神滝辺りへ。





明神谷の渡渉を終えて林道に下り着くとかなり気温も高くなってきたので薄手のTシャツに着替える。



林道沿いはいろんな花が咲いていたので単調な歩きもそう退屈すること無く下れた。







特にフジの花があちこちに咲いていて、真っ盛りでとても綺麗だった。





やがて七滝八壺に着いた頃には左足小指があたって痛くなっていたのでベンチでバンドエイドを張る。
赤くなっていた程度で済んだ。



そこからしばらくして大又の集落を抜けていく。
auの電波が入らないので公衆電話を探すが無かった。



目指すやはた温泉に行けば電話もあるので気温が高くなってきた中そこを目指す。
そして11時半前にやはた温泉へと下り着く。





営業が11時からとのことでタイミングがちょうど良かった。
受付で事情を言って電話を借りて東吉野コミュニティバスに連絡。
13時50分たかすみ温泉で予約をしていたが13時35分やはた温泉発で変更して頂く。
これでゆっくり温泉で汗を流して寛げるのでほっとする。
のんびり湯舟で疲れを癒した後13時半に一人で乗り込んで菟田野へ送って頂くがこれで料金200円。



菟田野で30分ほど待って榛原駅行きのバスに乗り込む。





榛原駅からは行きと同じ乗り換えで富田林に4時半頃到着。
その頃から雨がパラパラ降りだしてきたが、山行の3日間またとない晴天に恵まれて良かったなあとしみじみ思う。
富田林駅から路線バスを待って自宅に帰り充実した山行を終えたのだった。




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