「私は今一度人生を与えられるなら、どんな代償を払ってもいい。青春時代に戻れるのなら、どんな犠牲も厭わない。全財産投げ出しても惜しくない」
先日亡くなられたある経営者が、入院先の病院のベッドの上で、見舞いに駆け付けた友人にこう洩らしたそうです。
そして、翌朝莫大な財産を抱えたまま、静かに息を引き取ったそうです。
金儲けに明け暮れた生涯だったといいます。
社会的には成功者と言われている人の一生も、終わってみると必ずしもいい一生とは限りません。
金儲けのみに生命をすり減らす人生が、いい人生と言えるでしょうか。
人は生命のある事を当然の様に思い、つまらない物に執着しているケースが少なくありません。
この様な執着を捨てさって、限りある生命を有効に使おうではありませんか。
いい人生であったと堂々と胸を張って言える、そんな人生が最も価値が高いのです。