人は精神から老いていく。 ねえ、何歳から老人というんだろう。新しいシニアを目指して素敵に老いる力を

新しいシニアを目指して素敵に老いる。高齢社会というけれど、高齢者が何を考えているかわかりますか?老いる力と幸せを考える

まる さんかく しかく

2021-11-09 19:35:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

雑感293


2年前の「図書」岩波を読んだ。


1ページの巻頭言(?)は、横尾忠則が書いていた。


冒頭の4行には次のように書かれている。


セザンヌは自然を円筒、円錐、球で表現すべきだと主張したが、わが北斎の「富嶽三十六景」の絵を嘗るように画面の隅々まで眺めて貰いたい。

やがて画面の至るところから、◯△⬜︎の形が「私はここよ」と声を揃えて自己主張をし始めてくるのに気づく。


雑感294


あるブログから




私自身、書などは出来ませんが以前から気になっていた
この丸・三角・四角の書について
この書を書いた人物
仙厓(1750-1837)
江戸時代、日本最古の禅寺である博多 聖福寺の代123世住職
禅画は「かい画無法」
全く定まった形のない自由奔放なもので
ヘタウマとも言える極限のデフォルメ
仙厓 一流の機知も含まれていると言えます

02神殿

仙厓住職はこの図柄を見ているであろうか
万物の根源として三つの形を捉へ
それらが重なり合って連なっているようすは
宇宙の全体、又は森羅万象を意味しているのでしょうか
○ 円相
宇宙に存在する全てのもの宇宙そのもの(絶対的な真理)
△ 禅の坐相
足を組んで座禅するとき仏と一体となった姿
□ とらわれた心
社会の常識という四角の中に囲まれて生きている
色(形あるもの)は空に異ならず
形ある物の世界 三角と四角から成り立つ
四角は半分にすると三角になり
三角のままおり続けられる
禅画としては珍しくないそうだが
仙厓住職の心の余裕に感激してしまう

http://1gan.co.jp/2016/09/05/post-1965/


雑感295

これもあるブログから


では、禅でいうところの『まるさんかくしかく』の意味は…

◯ → 円相。欠けることのない絶対的な真理や境地。

◯は宇宙に存在する全てのもの、宇宙そのものを表している。


◯はどこまでも欠けることのない、絶対的な真理を意味する。

一方、◯は状況に応じて変幻自在にその姿を変え、心のうちを表す。

丸い形にとらわれてはいけない、◯にとらわれた心では

◯を描くことはできないし、真理も見失ってしまう。

 

△ → 仏と一体となった姿

足を組んで座禅をする時、どっしりと腰をすえて、
頭は天をつきあげる。これを坐相という。
禅の坐相は△。

 

☐ → とらわれた心

☐に囲まれているのはとらわれた姿。
人は社会の常識と言う四角の中に囲まれて生きている。
そこで悩み、生きにくい世の中だと嘆いている。
しかし、ここから一歩、四角の外に踏み出せば禅の世界に入る事ができる。この四角のどこでもよい。

禅の世界にここから入れという門はない。
だからとにかく踏み出す。するとそこが禅の入口になる。


https://marusankakusikaku.com/2014/01/blog-post_3437/



雑感296


三角△は、富士山


丸◯は、人物の頭部にのっかっている丸い笠や水車や桶、時には構図を決定する巨大な◯の曲線の一辺として空間を支配する。


そして四角⬜︎は、鳥居や屋根や壁や板などの建材物であったりする。
(横尾忠則)
  



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「もう歳だから」なんて言うな | トップ | 思いつくままに »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿