朝暗いうちに目が覚めたから遠くまで歩いてきた
まだ、人の動きもまばらで灯りも霞んでいた
母が亡くなり、父が亡くなって２０年
今の私は、彼らの強烈な生き様を超えられただろうか
朝もやの森の中で巨木を見上げながら
これからのことを考えた
ひたすら生きようと思った
向こうで朝鳥が鳴いていた
（くろ）
今朝の気温 ６°Ｃ
これからは、寒さの中へ真っしぐら
今日は、ありがとう、と言って生きていく
二度咲き三度咲きのバラや蕾にありがとう
こころ開いてくれる人にありがとう
尻尾ふりふり私のワンコにありがとう
生きていることにありがとう
毎日がいのちのはじまり
今日もありがとうの朝が来た
（くろほとき）
木の匂い
花の匂い
生きている匂い
木の立ち方
花の咲き方
生きている潔さ
木のように深く根をのばし
花のように美しく自己主張をする
生きていることに感謝して
《私色の人生》を
トコトコと歩いていく
ほら
あそこでバラも笑ってるわ
（くろ）
川に逆らひ咲く曼珠沙華赤ければせつに地獄へ行きたし今日も / 寺山修司
・
真っ赤な曼珠沙華が川の流れに逆らい
川上に向かって、地獄へいざなうように
咲きついでいるという意味だ
彼岸花とも死人花とも言う
鮮やかな赤色の花だけれど、死の匂いがする
それ故、こんなに魅惑的なのだ
（くろほとき）
街を歩けば欲しいものだらけ
インターネットを歩けば刺激だらけ
だけど、私は私
私の流行は、私が創る
私の笑顔は、あなたと一緒に増えていく
（くろほとき）
言葉なんて直ぐに出てこないから
コーヒーを淹れたり
窓の外を眺めたりして
朝の言葉が生まれるのをじっと待っている
今朝も内なる鼓動に耳を澄まして
溢れる思いの詰まった言葉を
じっと待っている
・
あなたに元気を届けたいから
私も元気の輪の中に入りたいから
（くろほとき）
今が一番美しいと思いなさい
肉体を誇れるのならそれを誇りなさい
精神を誇れるのならそれを誇りなさい
存在そのものを誇れるのならそれを誇りなさい
あなたも私も今が一番美しいのです
明日になれば明日が一番美しいのです
さあ背すじを伸ばして
まっすぐ前を向きなさい
（くろほとき）
※自分の今をしっかりと受けとめる。
あきらめない。泣き続けない。
向こうにキラキラが見えてくる。
自分のなかにある
キラキラも大きくなってくる。