セイショウ坊のブログ

埼玉県飯能(はんのう)市 真言宗智山派・円泉寺住職です。
円泉寺ホームページにもブログがございます。

『たずねる・わかる聖徳太子』淡交社の書籍に当寺聖徳太子大工神の画像が使用されます。

2020-10-06 09:52:05 | 仏像
淡交社から当寺掛軸にある『たずねる・わかる聖徳太子』の中で、「大工神」(聖徳太子)の画像使用を依頼されました。
10月10日に発売されます。

指金を中国から移入し、大工を集め講義を開いて建築の基礎などを教えたと伝えられ、いまでも大工神の掛軸を掛け、祭礼を行っている組合があるそうです。







掛軸は信州安原山宝幢院とあります。長野県松本市の安原山大安楽寺と思われます。寺は廃仏毀釈で取り壊された後、明治24年に紀州根来大伝法院の宝憧院を移し、再興したそうです。
大安楽寺のホームページに「聖徳太子殿は手職人方々の講員によって守られ、信仰信者を多く集めております。」とありますので、ここだと思います。
5月に「お太子講」が行われています。

普通は柄香炉を持った姿が知られています。



大人であるはずの聖徳太子が、子供の美豆良姿をしているのは、中世に於いて老人と子供は神とされていたからだそうです。『中世の童子形』津田徹英著に詳しく書かれています。ネットでもPDFが掲載されています。
www.gcoe.lit.nagoya-u.ac.jp › result › pdf › 290-298#津田


※2020/10/11







小林かいち 木版画 封筒 絵はがき おぼへ帳

2020-10-04 13:03:46 | いろいろ
ある日本画家の作品を検索していると、知らない木版画家の作品がありました。
「小林かいち」(1896~1968)です。
今から70~80年前に京都の「さくら井屋」から封筒と絵はがきが販売されていました。
修学旅行では、女学生が買い求めていたそうです。

絵はがき 旅愁










封筒 舞子

アールデコ調が、昭和5年前後から京風と舞子を組み合わせた構図となりました。



さくら井屋の登録商標の提灯は、かいちが手がけたと言われています。


絵はがき 彼女の青春



人気のある作品です。


おぼへ帳

このメモ帳は京都「さくら井屋」 ではなく大阪の「森田明文館」 で発売されました。
特に珍しい作品です。










多くの作品が知られていますが、10数年程前には幻の作家でした。
平成20年に遺族が名乗り出て、経歴が明らかになりました。




保科美術館には、たくさんの作品が収蔵されています。画像検索
私が求めたものより、遙かきれいな作品が展示されています。
分かりやすい解説を読むと、より小林かいち作品に魅了されると思います。
版画ではありませんが、絵はがきと封筒を買ってきました。

他にも竹久夢二作品や現代画家の作品も展示させています。



保科美術館 ホームページlink 地図
群馬県渋川市伊香保町伊香保211−1 竹久夢二伊香保記念館の近くです。


渋川市にある台湾寺院 法水寺

2020-10-03 10:10:36 | 他の寺社
かなりの年月を掛けて出来た新しい巨大な寺院です。完成して2年になります。
何度か前を通っていましたが、
参拝したのは初めてです。
大きな布袋様は中国台湾では弥勒菩薩として信仰されています。
宇治の黄檗宗大本山萬福寺にも祀られています。





長い階段を登るのは、かなりつらくなりました。







受付の方が、まず案内してくれた部屋には、大きな千手観音様が祀られています。



他の部屋には、お地蔵様が。



御本堂の本尊であるお釈迦様は5メートルの大仏です。ミャンマーの像を模して作られています。
石仏とは思いませんでした。





境内には3000鉢の牡丹がありますが、今年はコロナのために少ない人数しか来られなかったそうです。

座禅や写経は予約制とのことでした。
まだ寺のホームページが出来ていませんので、完成すれば更に多くの方が訪れると思います。

参拝にかかる費用はありません。年中無休でした。
お賽銭を多めにしました。

法水寺 群馬県渋川市伊香保町伊香保637−43 地図


蕎麦畑 群馬県渋川市

2020-10-01 10:20:37 | 日記
山道を走っていると、高級なカメラを持った人が、じっと蕎麦畑を見ていました。
良い構図をねらっているのでしょう。

私も急遽脇道に車を駐め撮影しました。
花の向こうは渋川市内、更に向かいには赤城山です。



ジックリ麦の花を見たのは、久しぶりです。
少しだけ実を付けているのもありました。





蕎麦畑 群馬県渋川市行幸田
ストリートビュー link

帰りのサービスエリアで、蕎麦と汁のセットを買いました。