Ken坊の趣味と日常と仲間のページ

平凡なことを非凡に、非凡なことを平凡に書き綴る、
乱入大歓迎のブログ。

66.迷子2

2011-11-26 | 雑記

 

Ken坊の実家の周りには、古くからの家が多い。

そうした家は敷地に余裕があり、比較的に広い庭がある。

お隣さんもそうした家のひとつだったが、数年前にご主人がお亡くなり、土地として売られた。

藪だった庭はサラ地となって分割され、そこに今風の家が数件建てられた。

 

それからしばらく経った頃、夜中に実家の庭で何やら怪しげな音が聞こえる様になった。

「ぶひぶひぶひぃ~」という動物の鳴くような音。

朝庭を見てみると、近所の猫用に出してあった餌が食べ散らかされていた。

当初、「ぶひぶひ」が聞こえるのは数週間に一度くらいだったが、やがて毎晩の事になった。

そして音のヌシはいつしか日中にも姿を見せ、用意してある餌を食べる様に。

正体はタヌキの親子だった。

 

タヌキは実は都会にもいるのだ。 ただ姿を隠しているだけ。

それが最近は開発で居場所を失い、やむなく人間の前に現れるらしい。

 

ジブリのアニメに、こうしたタヌキを題材にした映画が有った。

行き場をなくした幾匹かのタヌキは人間に化けて、人間社会で生きていく決断をする・・

そんな話しだったと思うが。

ひょっとしたら僕らの周りには、そんなタヌキ人間が沢山いるのかもしれないなぁ

 

↓実家にやって来るタヌキの親子。仲良く餌を食べる姿が可愛いです。

意外に痩せています↓

コメント (6)
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