24日も御坊駅には振り替え輸送用のバスが待機
JR西日本は24日、台風11号の影響で今月17日に土砂崩れが発生し、不通になっていた紀伊由良~広川ビーチ間の復旧工事が進み、26日から運転を再開し、特急も含め全線で平常通りに戻る見通しであることを発表した。現在行われている御坊~箕島間のバスによる振り替え輸送は、25日の最終便で終了となる。当初の見込みでは、月末の予定だったが、約5日早い全面復旧となる。
台風11号による大雨の影響で、広川町で発生した土砂崩れにより、きのくに線の線路上に大量の土砂などが流入。復旧工事で、土砂を取り除いたのをはじめ、傷んでいた上り側の線路も新しく取り替え、予定より約5日ほど早く復旧することになった。
26日は、始発便から平常ダイヤに戻る。新大阪や新宮方面への上下特急が正常運転され、普通列車も上下ともダイヤ通りの運転に戻る。御坊~箕島間のバス振り替え輸送も25日の最終便で終了。
災害後、ダイヤが正常に戻っても、徐行やスピードを制御するケースがよく見られるが、紀勢線では、復旧場所でも徐行運転はしないので、列車が遅れることはない見通しだという。
運転再開にあたり、7月26日~31日までの「くろしお号」の指定席券を25日午前10時から、みどりの窓口などで発売。
正常に復旧したかを確認するため、25日午後10時30分以降に確認列車を走らせることにより、御坊~箕島間の線路と踏み切りの点検を行う。
JR御坊駅の小谷典史駅長は「不通が長らく続き、大勢の利用者にご迷惑をおかけしました。特急が走っていないことをご存知なく、遠方からお越しの白浜方面へのお客様には、何度も乗り換えをしてもらうなど、ご不便をおかけしました。和歌山の観光が勢いを取り戻せるよう努力したい」と話している。
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