志賀小学校内に完成した学童保育所建屋
日高町志賀小学校運動場の一角で整備していた志賀学童保育所建屋の工事を終え、きょう1日に開所する。町中央公民館裏の1カ所だった学童保育所を増やして充実させるもので、待機も含めて26人でスタートする。学童保育所整備は松本秀司町長が子育て支援に公約として掲げており、内原小学校区でも設置に向け、年内をめどに用地取得できそうで、来年度での整備を目指す。
町内の内原、志賀、比井の3小学校の児童を対象に町中央公民館北側に学童保育所を開設しているが、常時40~50人が利用していると見られ、多いときは定員(60人程度)満杯で対応しなければならない。
すでに待機児童もいるほか、若年層世帯の移住などで将来も増えることが見込まれている。学童保育所は学校の空き教室を使っていることが多く、近くで歩いて行くのが一般的だが、空き教室がないことから、送迎もしている。
これらの解消に向け、今年6月上旬に設計は(株)岡本設計=坂本暁史代表・和歌山市=、施工は(株)稲垣工務店=稲垣武夫代表・志賀=で新設工事に取りかかり、9月下旬に建屋が完成。
事業費約3730万円を投入。建築面積110・98平方メートルの平屋で、保育室やトイレ(男、女、障害者用)、湯沸かし室を設け、備品なども整え、開所に備えた。周辺工事にも取りかかっており、安全性を考慮して、防球などのためのフェンスを設け、一部遊具設置も含めて11月中旬をめどに工事完了を目指している。
同所の受け入れは志賀小と比井小の児童が対象の定員40人程度とし、これまでの25人に加えて、待機児童1人も入り26人でスタート。定員に満たない人数は随時、広報して呼びかける。
内原小学校区の希望児童は現在の学童保育所で受け入れるが、数キロ歩かねばならず、安全面からも同小にも新たに整備しようと、3月議会で内原学童保育所用地購入や設計の費用1535万4000円を計上。候補地は内原小隣接地に定めており、年内の用地取得に向けて調整している。担当課は「児童数が町内小学校で最も多く、規模的に見合った施設にしたい」としている。
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