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国体ハンマー投げ(少年女子)で桑原翠さん(日高高校)自己ベスト更新、3位入賞 〈2015年10月4日〉

2015年10月06日 16時21分01秒 | 記事

力強くハンマーを投げる桑原さん


 紀の国わかやま国体・陸上競技ハンマー投げ少年女子A(4・0㎏)の決勝が3日、紀三井寺公園陸上競技場で行われ、日高高校2年の桑原翠さん(17)が51メートル82を投げ見事3位に入賞した。51メートル82は、去る9月に神戸ユニバー記念競技場であった第48回近畿高校ユース陸上競技対校選手権大会で出したばかりの自己ベスト50メートル34を1メートル48上回る好記録。競技後、桑原さんは「うれしいです。投げて気持ちよかった」と満面の笑みを見せた。

 決勝は、19人が1投ずつ順に各3回投げ、上位8人がさらに3回投げて順位を競った。桑原さんの投げ順は始め3本は3番目で、後3本は残った8人中記録の短い順に投げ、桑原さんは7番目。
「だんだん力を入れて伸ばしていこう」と1投目をやや力を残して投げ50メートル06を出した桑原さんは、2投目も伸び伸びとしたきれいなフォームで投げ、自己ベストとなる51メートル82をマーク。上位8人に絞られた4投目には、2位につけて臨んだ。5投目は50メートル53、6投げ目は51メートル30。
「力む癖があるので、体全体を使えるよう、腕に力がかからないよう背中を意識した」と桑原さん。初めての大舞台に1週間前から緊張し、前夜は緊張しすぎて食欲がなかったというが、これまで続けてきたメンタル面でのイメージトレーニングのお陰、競技中はサークル内で自分のパフォーマンスができたという。応援席から部活仲間や地元の友人・知人らが手作りのうちわを手に応援してくれるのが目に耳に入り「盛り上げてくれて心強かった。とても励みになりました。今までお世話になって来た人にお礼ができるよう、天皇杯につながるように投げました」。
 自己ベストに喜びながらも桑原さんは「練習でもっと気持ちよく投げられたことがあったので、それが出たらよかった。高校生のうちに60メートル台にいきたい」とさらなる闘志を燃やした。
 1位は宮崎の選手で54メートル57。2位は埼玉の選手で52メートル96だった。


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