日高川町内初の小規模多機能ホームを併設した高齢者介護施設
日高川町三百瀬地内の公民館前に、来年4月の開所を目指した小規模多機能ホームとグループホームを併設した高齢者介護施設「なごみ・みよせの里」が誕生する。小規模多機能ホームとグループホームの整備は、町の第6期介護保険事業計画(平成27年から29年)にも含まれており、同計画に伴うもので、小規模多機能ホームを併設した施設は同町で初めて。
「NPO法人なごみ」が運営する同施設は、総事業費約1億6500万円を投じるもので、うち約7500万円が補助対象(国3分の2、県3分の1)となる。日高川町の第6期介護保険事業計画に伴う小規模多機能ホームを併設した施設の開所を目指す。
小規模多機能ホームは、指定を受けた市町に居住する介護認定を受けた高齢者が利用でき、登録定員25人。このうちデイサービス15人、宿泊サービス9人。登録者の状況に応じ、デイサービスを基本に宿泊と訪問介護を組み合わせて利用できる。グループホームは、同様に介護認定要支援2以上の認知症高齢者が施設で生活する。
施設内には、介護指定に関係なく、子どもから過高齢者まで気軽に利用できるサロン(利用無料)も設置。ボランティアの運営で材料費程度の低料金で飲み物を提供し、施設利用者家族らの交流の場も設ける。
同法人では、施設の理念や施設の概要、予定利用料を(利用者負担金)を掲載したチラシを地元などに配布し「住み慣れた地域で、なじみの人たちとともに安心して暮らしたいがなごみの願いです」と紹介。「小規模で家族的な雰囲気でぬくもりがある施設、働く職員が大切にされ、働きがいのある職場をめざします」としている。
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