企業担当者と面談する参加者
御坊日高地区雇用対策協議会、県、ハローワーク御坊、県経営者協会就職支援センター主催の日高地方Uターンフェアは5日、御坊市民文化会館で開き、地元に本社や支店がある企業を中心に過去最多の35社が参加。来春卒業予定の大学生や一般の求職者ら57人(男32・女25)が訪れ、企業担当者から話を聞いた。
永井慶一・県経営者協会専務理事は「アベノミクス効果が言われるが、地方ではなかなか効果は出ていない。大卒の内定率は7割を超えているといい、採用難で人がなかなかとりづらい状況が続いている。日高地方の良さ、住みやすさ、企業の魅力をPRし、一人でも多くの若者が地元に残ってくれるよう期待したい」とあいさつ。
例年うら盆の14日に開いていたが、企業側が参加しやすいように5日に前倒しした。企業の人材難もあり、過去最多の35社が参加し、求人数は昨年より10人多い141人。これに対して参加者は57人で昨年より3人少なかった。参加者の内訳は来春大学卒業予定者23人、既卒者(大学卒業後3年以内)4人、一般30人。平成23年までは100人を超えていたが、その後は年々減少している。
参加者は受け付けを済ませ、面接カードに必要事項を書き、順番に希望する企業ブースに入り、担当者と面談し、企業側は業務内容や待遇面などを説明。複数のブースを回り、積極的に質問する人もあり、後日の面接日などを決めた。昨年に続いて会場にキャリアカフェを設置し、お茶を飲みながら同協議会メンバーや企業担当者と情報交換する人もいた。
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