入浴してスタンプを押してもらうカード
日高町は初めて町立温泉館「海の里」みちしおの湯でスタンプイベントを導入する。9月1日から11月30日までの期間限定でカードを発行して7回入浴しスタンプを押して応募することで、総勢50人に特産品や食事券、入浴券が抽選で当たる。同町ではこれまで町内保育園児絵画展など同館のPRに力を入れており、今回のスタンプカードも閑散期への対策にと期待している。
入館者数を見ると、今年は4~6月が昨年と比べ、2~3%の微減ペース。例年、7月、8月の海水浴シーズンには産湯海水浴場など町内への観光客が増えるとともに、同館への来館も伸びており、今年7月は昨年比186人増の6798人が訪れた。
一方で9月~11月は山のシーズンと言われ、海側に位置する同館では閑散期に当たり、この対策に近場のリピーターや常連客へのPRを目指す施策としてスタンプカードを導入。応募へは入浴1回につき1つずつ捺印してもらい、7個たまった時点で応募券を渡し投函してもらう。
抽選で比井崎漁業協同組合干物セット(約2000円)10人、みちしお亭お食事券(1000円券)20人、みちしおの湯大人ペア入浴券が20人に当たる。当選発表は発送をもってかえる。
町ではこれまで町内3保育園児にテーマを決めて描いてもらう絵画展や「みちしおだより」発行、温泉の素を作るなどPRに努めており、冬に温かみを感じてもらえるようにと、町内公共施設で初となる薪ストーブも今年設置し今冬から活用予定。
すでにスタンプカードのチラシを高速道路のサービスエリアなどで配布しており、町は「町の主要観光スポットであり、少しでも新しい施策を展開することでPRに努めて、来館者増を目指したい。スタンプカードは初めてのことで利用者の反応を見て、好評なら、続けたい」としている。
スタンプカードの問い合わせは、日高町産業建設課(電話63・3806)か、温泉館「海の里」みちしおの湯(電話64・2626)へ。
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