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二階派パーティー 5千人の大盛況 幹事長の勢い示す  〈2019年5月11日〉

2019年05月11日 08時30分00秒 | 記事

声援に笑顔で応える二階会長


  自民党の二階俊博幹事長(80)=御坊市島、当選12回=が会長を務める志帥会(二階派)の政治資金パーティー「新しい時代に進める『強靱な国づくり』」は9日、東京都千代田区のホテルニューオータニで開いた。安倍晋三総理や岸田文雄党政調会長、加藤勝信党総務会長をはじめ政財界、支持者ら5000人以上が参集し、政権与党の要として安倍内閣を支える二階幹事長の存在感の大きさ、勢いを見せつけた。日高地方など地元からも新風会メンバーが駆けつけ、二階幹事長や派閥メンバーと和やかに歓談した。

 二階幹事長は「立錐の余地がないとはこのことを言う。皆さんから、よく流行の言葉で言う『ぼやっとするんじゃないよ』と叱咤激励をいただき、改めて責任の重大さを痛感している。これからの時代、政治の責任は極めて大きく、皆さんもあれを言いたい、これを言いたいということはたくさんあると思う。その皆さんのお気持ちに対し、私たちも政治に対する姿勢をさらに緊張感を持って対応し、皆さんの期待にしっかり応えなければいけないと思っている」と超満員の来場者に礼を述べた。
 その上で「それぞれ地域には色々な課題があり、それらに対して我々はひとつひとつ丁寧に応えていく義務がある。今日、お越しいただいた皆さんの温かい、尊い真心に対して日本の政治を良い方向に、立派な方向に進めていくことを改めてお誓いする。先人の言葉に『政治は一人の力ではできない』がある。まさにその通り。皆さんのお力をいただき、一緒になって手を取り合って進めていくことが、これからの政治の中で一番大事なこと。私たちは皆さんのお心を決して無にしてはならない。皆さんから頂戴したこの感動、感謝の気持ちを胸に抱き、政治に取り組んでいきたい」と決意を新たにした。
 志帥会前会長で最高顧問の伊吹文明元衆議院議長は「二階会長を先頭に日本のためにしっかり頑張りたい」とあいさつ。岸田政調会長は「二階派の勢いが溢れている。二階幹事長の下、我々が心を一つにし、政治決戦(参院選)に臨みたい」、加藤総務会長は「二階幹事長は常ににらみをきかせ、大黒柱としてその力を発揮している。ともに強靱な国づくりに向けて取り組みたい」、茂木敏充経済再生担当相が「何事もやり抜くのが二階幹事長」、石田真敏総務相が「二階幹事長を先頭に盤石の下で政治を前に進めたい」とそれぞれエールを送った。
 細田派、麻生派、岸田派、竹下派、石波派、石原派など各派閥領袖も出席。代表して細田博之党憲法改正推進本部長があいさつしたほか、アメリカや中国、ロシアなど各国大使も壇上に上がり、二階幹事長や志帥会のさらなる活躍を祈念した。その後、志帥会メンバー、参院選の立候補予定者を紹介し、乾杯のあと和やかに歓談した。また、パーティーに先立ち、2015年ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智・北里大学特別栄誉教授が講演した。


「政治の安定、経済成長へ全力」

安倍総理が参院選必勝へ決意

 安倍総理も忙しい公務の合間を縫って今年も会場を訪れて登壇。超満員の会場に「さすが二階幹事長」とエールを送った上で、夏の参院選について「経済をさらに成長させ、政治を安定させるために力強いお力添えをいただきたい。再び、あの悪夢の民主党政権に舞い戻ることがないよう勝ち抜かなければならない」と必勝へ決意を示すとともに「来年は東京五輪がある。子どもたちが夢や希望を持てる国、誇りある日本をつくるため、全力で頑張りたい」と述べた。


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