色あざやかな花火が夜空を飾る
日高地方の晩夏を彩る御坊市花火大会は26日、4年ぶりに日高川河川敷で行われた。夕方から時折激しい雨に見舞われたが、開始直前には止み、会場周辺には4万人(主催者発表)の見物人が集まった。大玉の連発や乱れ打ち、仕掛け花火などが間断なく打ち上げられ、見物人から歓声や拍手が起こり、圧巻のワイドスターマインがクライマックスを飾った。
花火大会は見物客のカウントダウンで午後8時にスタート。「祝御坊市花火大会」の文字が入った仕掛け花火を皮切りに大玉20発乱れ打ち、鑑賞玉15連発など趣向を凝らした色とりどりの花火が間隔を置かずに次々と夜空に打ち上げられ、堤防道路などに集まった見物人から「すごい」「きれい」と歓声が上がった。
人気だったラストの水上花火は日高川の水深が浅く、操船の安全性が確保できないため、今年は中止。代わりに5カ所(例年は3カ所)から一斉に打ち上げるワイドスターマインがクライマックスを飾り、ボルテージは最高潮に達し、迫力ある大音響と光に酔いしれた。会場周辺には浴衣姿の若者、家族連れらが詰めかけ、人でごった返し、露店もにぎわった。
実行委員会は「多くの市民の皆さんのご協力、ご支援で4年ぶりに盛大に開催でき、無事に終了したことに感謝とお礼を申し上げます」とした。運営費は打ち上げ花火1000万円、警備等300万円の計1300万円を予定し、企業や各種団体、市民から総額1333万8637円の協賛金が寄せられた。
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