ボッチャ競技で金メダルを獲得し笑顔の髙山さん
かごしま国体(10月7日~17日)に続いて開かれた第20回全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」(10月28日~30日・鹿児島県)で、日高川町中津川の髙山純代さん(43)=県立医大勤務=が、ボッチャ競技で金メダルを獲得した。髙山さんは「緊張感があったけど楽しめ、優勝はすごくうれしかった。これからも色んな大会に出場していつかパラリンピックに出られたら」と話している。
髙山さんは、中高校時代には陸上部でも活躍。看護師になったが、バイク事故で大きな後遺症が残り、その後はリハビリ医師の勧めで11年前に砲丸投げを始め、岩手、和歌山大会で2位に入賞。ジャベリックスローでも福井大会に初出場で優勝した。
今年になり、県障害者スポーツ協会のスタッフの勧めで新しい競技の「ボッチャ」に挑戦。ボッチャは目標となるジャックボールに6個ずつのボールを投げて近さを競う競技で、練習を開始してすぐに出場した和歌山大会立位クラスで優勝し、全国大会出場を決めた。その後は本格的な投げ方の指導を受けて、近所の人を相手に自宅での練習や県内の小規模な大会で実戦を重ね、大会には県代表として座位(車イス)の選手とペアで出場した。
ボッチャ競技には都道府県や政令指定都市などの代表58チームが出場。髙山さんペアは金メダルをかけた新潟市代表との戦いで2―0、1―0、山形県代表も1―0、1―0のストレートで下して県勢初優勝。髙山さんは「ペアの選手の力も大きくて優勝できました。」と笑顔を見せた。
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