道具箱製作で組み立てる生徒
中紀技能訓練協会主催の職人から学ぶ中学生ものづくりフェアは16日、日高町荊木の中紀地域職業訓練センターで開き、日高中2年生77人が学んだ。
ものづくりの大切さや、おもしろさを知ってもらおうと、平成20年から毎年のように開催しており、コロナ禍で中止などもあったが、今年で13回目。
土木、左官、配管の職人に教わりながら、生徒は塩化ビニールパイプを使って穴を開けるなどして横笛にしたり、木材にドリルで穴を開けたり、ねじ釘で固定して組み立てるなど折りたたみ椅子や道具箱を作成。粒子の小さい土を丸めたものに壁塗り用の生石灰クリームを色づけして塗り、研磨して光沢を出すぴかぴか団子を作った。
雑賀楓歩さん(14)は「組み立てるのが難しくて、頑張ろうと一生懸命になるから、おもしろい。家でもなにかできたら」と笑顔。
このほか、木工はカンナ掛け、左官はコテ塗り、配管は水道蛇口パッキン取替などの体験も。小瀬晴雄理事長は「興味を持って将来職人になりたい人が出てきてくれれば」と話した。
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