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衣奈海岸リニューアル、3年の歳月と8億円投入 〈2015年7月18日〉

2015年07月18日 08時30分00秒 | 記事

潜堤を設置するなど整備した衣奈海岸


 由良町衣奈海岸で進めていた整備工事が、ほぼ完成した。波による浸水被害で浜がやせてきたのを受け、浸食対策として、かつての姿をとり戻そうと3年近い歳月と約8億円の事業費を投入して整備。近く竣工検査が行われる。

 町は、海岸保全施設整備事業として平成23年度から5カ年計画で着手し、国の補助を受け平成24年11月から着工した。
 同事業では、海岸の両端にコンクリート製の突堤(延長40メートル、90メートル)、海に潜堤を2カ所(いずれも延長75メートル)新設したほか、護岸工事(300メートル)も行い、浜に3万立方メートルの砂を入れた。
 町内に指定の海水浴場はないが、衣奈海岸は人気スポットの一つ。今年度が事業最終年度で、工事は順調に進み海水浴シーズンに間に合った。海岸整備に伴い、町単で海岸沿いの町道改良工事も実施し、道幅を7メートル(旧道の幅員2・5~3メートル)に広げた。周辺には民宿や旅館が建ち並んでおり、海岸を整備したことで、かつてのように賑わえばと期待が寄せられている。事業費約8億円のうち、国が2分の1、県が4分の1を補助。
 設計は(株)センク21和歌山事務所=小杉雅行所長、和歌山市=、施工は(株)川端組=川端孝司代表取締役、由良町小引=、(株)大志建設=石本正信代表取締役、同町吹井=、貴志建設(株)=貴志八一郎代表取締役、同町網代=、(株)梶工務店=梶正典代表取締役、同=、(株)池本組=池本栄太郎代表取締役、同町里=、(株)明生工業=森鎌保代表取締役、御坊市湯川町小松原=、(有)神谷産業=岩崎和人代表取締役、同町神谷=、(株)中井組=中井賢次代表取締役社長、湯浅町=、第五工業(株)=山田敬三代表取締役、和歌山市=。


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2015年6月 データバンク

2015年07月17日 14時23分31秒 | データバンク

1日
国の過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業で日高川三百瀬地区が採択県高校総体バレーで日高男子が3位、3年ぶり近畿出場県高校総体柔道で紀央館女子が4連覇、個人戦でも5階級制覇でインターハイ出場県高校総体Sテニス男子団体で日高、和高専が3位、女子団体で紀央館5位。いずれも近畿へ

2日
御坊市北吉田・蓮保存会が蓮池整備へ県高校総体バドミントン・男子ダブルスで紀央館の福山慎・大谷晃生組が準優勝し初のインターハイへ

3日
全国高校総体ポスターに日高高校3年、樫山葉月さんの作品が採用平年より4日早く近畿地方が梅雨入り

4日
杉村邦雄さん=日高町小中=宅で絶滅危ぐ種クマノギク開花

5日
二階代議士が会長を務める志師会政治資金パーティー、安倍総理も駆けつける

6日
第16回高校生国際美術展で紀央館の花尻佳奈さんが報知新聞社賞、岡田奈津実さん、塩谷悠斗君も奨励賞受賞「よい歯のフェスティバル」表彰式と歯の供養式典

7日
管内でギャンブル必勝法情報提供(ロト6)名目の特殊詐欺が発生、50歳代会社員が850万円の被害少年メッセージ2015日高地方発表大会。塩崎優衣さん(中津中2年)森本倖太君(日高附属中3年)が優秀賞受賞し県大会出場ごぼう商工祭・元気ゆらフェス盛況、国体炬火イベントも開催第38回連盟学童部日高支部夏季大会で湯川が2連覇し全国大会へ県中学総体柔道で松洋中の久保井仁菜さんが女子52キロ級で3連覇、双子の兄・浩太君も男子66キロ級で2年ぶりV中学硬式野球の第22回生石ボーイズ大会ジュニアの部(2年生以下)で御坊ボーイズ初優勝紀の国わかやま大会に向け、日高川町でアーチェリー競技リハ大会開催第29回県道場少年剣道大会小学生の部で塩屋道場が準V全国へ

10日
フレッシュエリア美山の里森林公園でササユリ2000本以上開花

11日
日高町が河川3カ所に水位計設置へボクサー・井岡一翔選手がタイトルマッチで南高梅PR、久保・JA紀州組合長を表敬訪問

12日
県高校総体・登山競技で日高山岳部女子チーム3位

13日
御坊商工会議所が御坊市、美浜町防災プラン実現へ方針決める第29回わんぱく相撲御坊場所個人戦で小学4年生の部で前田哉君(名田)、5年生の部で西虹羽君(同)、6年生の部で井ノ上豪志君(野口小)が優勝し全国出場へ第39回県中学校剣道選手権大会女子団体で日高附属中が3位入賞

14日
第35回全日本バレー小学生大会県決勝大会で名田ソレイユが初優勝し全国へ日高高校関西同窓会が発足日高川町第1鳴滝キャンプ場付近でクマ出没し車と激突第49回県中学バレー大会で大成中男子2年連続準優勝県高校総体剣道で日高男子が37年ぶり準優勝でインターハイ出場第36回朝日少年少女囲碁名人戦県大会・級位認定大会・中学生の部で竹内雅人君(御坊中2年・初段)が準優勝し全国大会へ国体記念2015和歌山マスターズ陸上競技大会で貴志栄子さん=印南町=が女子55の部で投てき3種目制覇、男子40の部60メートルで高垣豊さん=美浜町=が県新記録で2位

15日
印南町かつお節功績者の顕彰碑建立で、大相撲元立行司・第36代木村庄之助氏が揮毫美浜町三尾で今年初の大賀ハス開花

17日
県道御坊湯浅線衣奈トンネル貫通

20日
県中学校バレーボール選手権女子の部で上南部が準V、日高3位第97回全国高校野球選手権和歌山大会の組み合わせ決定。日高の大山直矢主将が選手宣誓JA紀州総代会。組合長に久保秀夫氏=みなべ町=再選

21日
スポーツ吹矢の第2回近畿ブロック大会で管内4人が優勝。両支部12選手が近畿大会へ第4回美しの里・日高川まつり賑わう第39回県小学生バレーボール大会日高地方予選(女子)で名田ソレイユ、日高VBCら6チームが県大会へ中津村森林組合50周年感謝祭第20回毎日新聞社旗争奪少年軟式野球美原大会で和歌山スリーアローズ準優勝第60回全国高校弓道大会近畿ブロック代表決定戦で紀央館女子が優勝しインターハイへ全国高校総体近畿地区予選・女子ハンマー投で紀央館高校3年、酒井梨々華さん3位で全国へ全日本GB大会県予選で由良みなとV全国出場へ第31回串本町少年剣道大会個人戦小学生低学年の部で塩屋道場の山田秀星君(御坊小)が優勝、団体も塩屋道場が準V

24日
中国山東省の山東老年大学視察団が御坊市民大学を視察

26日
川辺簡易水道施設・入野浄水場を一新16歳以下のサッカー日本代表に大阪・興国高校、塩崎悠司君=日高町出身=招集される御坊市6月定例議会で日高川の防災力強化を求める意見書を採択し知事に要望

27日
由良町消防団一斉招集メールシステム本格稼働

28日
ジャパンエキスポに滝本宏子さん=印南町=オリジナルてまり出展御坊工業団地で紀州ファスナーテクノ(株)が本工場起工式第37回近畿選抜ママさんバレー優勝大会フリーの部県予選大会でごぼうはまゆう優勝第46回県スポーツ少年団総合競技大会・剣道団体小学生の部で塩屋道場が準V全国小学生陸上競技交流大会県予選会で石方瑛士君(由良小6)山本凪人君(白崎小同)森川ほのかさん(岩代小5)が優勝し全国へ

30日
御坊市南海トラフ巨大地震津波対策協議会が初会合


日高町内学童保育所整備、子育て支援の町長公約で充実へ 〈2015年7月17日〉

2015年07月17日 08時30分00秒 | 記事

志賀小敷地内に学童保育所設置へ工事が始まる


 日高町志賀小学校運動場の一角で、学童保育所の新設工事が始まった。現在の学童保育所は町中央公民館裏にある1カ所だけで、すでに待機児童もいるほか、若年層世帯の移住などで将来も増えることが見込まれている。松本秀司町長も子育て支援の一つとして、学童保育所整備を公約に掲げており、志賀小学校内は10月1日に開所させるほか、来年度は内原小でも設けるよう目指している。
 町内の内原、志賀、比井の3小学校の児童を対象に町中央公民館北側に学童保育所を開設しているが、定員は60人程度に対して、常時保育の子どもが59人、夏休み期間や曜日ごとなどの臨時保育21人が今年度に申請している。
 担当課によると、毎日この人数が来るわけではないが、常時40~50人が利用していると見られ、多いときは定員満杯で対応しなければならない。若年層の世帯による新興住宅地が増えるなど日高町は人口が増えており、学童保育申請も、すでに7家庭7人が待機状態。さらに本来、学童保育所は学校の空き教室を使っていることが多く、近くで歩いて行くのが一般的だが、空き教室がないことから送迎もしている。
 松本町長は選挙公約で子育て支援に学童保育所整備もあげており、これらの解消に向け、まずは今年度で志賀小学校運動場の一角に設けようと、設計は(株)岡本設計=坂本暁史代表・和歌山市=で290万円、工事は施工は(株)稲垣工務店=稲垣武夫代表・志賀=で3348万円をかけて新設工事に着手した。
 受け入れは志賀小と比井小の児童が対象の定員40人程度。建築面積は110・98平方メートルで平屋建てで、保育室やトイレ(男、女、障害者用)、湯沸かし室を整備し、10月1日からの開所を目指している。
 完成後、内原小の希望児童は現在の学童保育所で受け入れるが、数キロ歩かねばならず、安全面からも同小にも新たに整備しようと、3月議会で内原学童保育所用地購入や設計の費用1535万4000円を計上。候補地は内原小隣接地に定めており、担当課は「児童数が町内小学校で最も多く、規模的に見合った施設にしたい」としている。
 内原小対象の施設ができれば、既存の学童保育所が空くが、保護者の声を聞いたり、ニーズ把握に努めて、町ふれあいセンターで間借りしている子育て支援センター「クエっこランド」が入ることも検討中。松本町長は「住んで良かったと思ってもらえるように取り組み、若年層の世帯を応援できるような施策を展開したい」と話している。


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御坊市温暖化対策、9%削減で4年連続目標達成 〈2015年7月16日〉

2015年07月16日 08時30分00秒 | 記事

節電対策に努めている市庁舎


 御坊市は、第2次地球温暖化対策実行計画の平成26年度実績をまとめた。庁舎や出先機関で節電対策に力を入れて、平成22年度実績を基準とした温室効果ガス総排出量(二酸化炭素換算)は9%減で、4年連続で「7%削減」の目標をクリアした。1次計画(平成17~21年度)は「5%削減」の目標に対して実績は3・1%減に止まったが、2次計画では節電対策が浸透するなど結果を残している。

 実行計画は市役所や教育委員会、水道事務所、消防本部の各公共施設で電気や燃料使用量の削減に向けた課題や対策をまとめている。第2次計画は平成22年度の温室効果ガス総排出量2303トンを基準に、23年度から32年度の10年間で「7%削減」を目標に定め、電気やガソリン、灯油、水道使用料など9項目で節減に努めている。
 26年度は基準2303トンに対して2096トンで削減率は9%。温室効果ガス排出量の約8割を占める電気使用量が冷夏の影響もあり基準年度に対して12・1%削減できたのが大きい。施設ごとの削減率は水道事務所が最も大きく17%、次いで消防本部の12・2%、教育委員会の9・8%。庁舎等は1・4%だった。
 削減率は23年度8・2%、24年度9・5%。25年度は6・9%だったが、市斎場で使う灯油が増えたなど特殊要因を除けば7%はクリア。気候変動や効率の悪い老朽化した庁舎での業務など日ごろの努力だけでは限界があるが、1次計画で達成できなかった5%削減を4年連続で軽くクリアしているのは節電対策が浸透している成果だ。
 節電対策では庁舎や出先機関にある蛍光灯の本数を15%(市役所庁舎は21%)減らし、学校教育施設や社会教育施設の照明LED化事業も進めている。昼休みなど不要の電気は消灯し、時間外の残業時はデスクスタンドを使用、パソコンディスプレーの明るさを30%以下に設定するなど地道な取り組みを続け、電気だけで毎年11%削減しているのが大きい。
 不要な照明を消すなど20項目を得点化した総点数(80点満点)が22年度61・6点、23年度64・6点、24年度67・5点、25年度66・2点、26年度67点と、ほぼ横ばいなのが今後の課題。特に「裏面未使用のコピー用紙の再利用」「ごみ箱に紙ごみを捨てない」「使用済み封筒の再利用」「エコマーク、グリーンマークのついた物品の優先」は数値が低く、さらなる職員意識の向上が必要といえる。
 今後は公用車のハイブリッドカー化、省エネ製品の導入推進、庁舎改築時の空調設備更新、公共施設への太陽光発電設置なども検討する。環境衛生課は「27年度も軽装や節電などを重点目標に掲げ、職員一人ひとりの取り組みの徹底を図りながら引き続き削減に努めたい」としている。


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美浜町が管内唯一4年目の住宅用太陽光設置費補助 〈2015年7月15日〉

2015年07月15日 08時30分00秒 | 記事

太陽光発電システムを設置した住宅
美浜町内でもちらほら見られる


 美浜町が平成24年度に管内市町で唯一、住宅用太陽光発電システムの設置に補助金を交付する制度を導入してから4年目を迎えている。開始初年は当初予算を超える22件の申請があったが、以来申請数は年々減少。同制度を平成21年度から設けている県でも、申請数は平成24年度までの増加傾向が一転、翌年以降は減少が続いている。電力会社の買い取り価格が年々安くなり、売電によるメリットが薄れていることなどが背景にあると見られる。

 住宅用太陽光発電システム設置に対し補助金を交付する制度を採用しているのは、今年度で県下30市町村のうち7市町。管内では美浜町だけとなっている。
 美浜町の制度は、美浜町に住所を置く人が対象。自ら居住するか居住しようとする町内の住宅に発電システムを設置するか、町内の発電システム付き住宅を購入し居住しようとすることなどが条件となる。補助金額は、既築住宅に設置する場合、発電システムの公称最大出力数1キロワットあたり3万円を乗じて得た額で15万円が限度、新築住宅その他に設置する場合は発電システムの公称最大出力数1キロワットあたり2万円を乗じて得た額で10万円が限度となっている。
 今年度は、対象となる発電システムの設置期間を4月1日から平成28年1月31日までとし、6月1日から8月31日まで申請を受け付けている。14日現在の受付数は4件。
 初年度からの申請件数の推移をみると、平成24年度で22件、平成25年度で13件、平成26年度で8件。既築住宅と新築住宅の割は過去3年間で8対2で、申請者の大半が最高限度額を受給している。
 県では平成21年度から同制度を導入し、居住市町が許せば、居住市町の同様制度と重複して申請できる。申請件数は導入時から年々増加し、平成24年度に2362件でピーク。以後平成25年度で1858件、平成26年度で1176件と減少が続いている。県では申請数が最高となった平成24年度から予算に2960万円を計上して対応。しかし申請数は減っているものの、申込額は予算額を上回り、補助金支給対象者は申請者のなかから抽選で選ぶ体制が続いている。
 太陽光発電など再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社が一定価格で買い取ることを国が約束する固定価格買取制度が平成24年7月から導入され、10キロワット未満なら10年間、10キロワット以上なら20年間、買い取り価格が固定されることとなった。しかし今、その買い取り価格が10キロワット未満の場合で平成24年度で42円、平成25年度で38円、平成26年度で37円、今年度で33円と年々下落。売電によるメリットは薄れてきている。


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千野宏美さん、藤原将平君(美浜町)国体障害者スポーツ代表選手に 〈2015年7月14日〉

2015年07月14日 08時30分00秒 | 記事

国体選手に選ばれた千野さん(右)と藤原君


 10月24日から3日間の会期で行われる2015紀の国わかやま大会第15回全国障害者スポーツ大会の陸上競技に、美浜町から、千野宏美さん(19)=和田=と藤原将平君(14)=新浜=が出場する。大会は個人6競技、団体7競技とオープン競技が行われ、全国から都道府県・指定都市の選手団約5500人が参加。管内からは、御坊市から6人、日高郡内から美浜町の二人を含めた12人が出場する。

 千野さんは、去る6月に紀三井寺公園陸上競技場で開かれた予選会の400メートル競技で、1分21秒53の自己ベストを出して優勝。400メートルと800メートル2種目の出場権を獲得した。たちばな支援学校の高校2年生のころから陸上を始めた千野さんは、その年に岐阜県であった全国大会に県代表として出場し、4位入賞とすぐに頭角を現した。
 現在は社会人として仕事をする傍ら、煙樹ケ浜をランニングしたりストレッチをしたりして個人練習を続けている。大会に向け今後、時々開かれる代表選手の合同練習で、コーチからアドバイスを受けながら調整に励む。
 小さいころから運動が好きだった千野さんは、出場選手に選ばれ「うれしかった。本番では自己ベストをもう一度塗り替えたい。目標はメダルを取ること。スタートダッシュが苦手なので練習したい」と話している。
 藤原君は、予選会で800メートルを2分44秒51、200メートルを29秒86でともに優勝。両種目の代表に選ばれた。和歌山ろう学校に幼稚部のころから通う藤原君は、中学2年生から陸上を始めた。得意は800メートル。普段から走り込みや全身の筋トレを毎日コツコツと積み重ね、国体に向け「今はタイムを伸ばしている」。
 学校と陸上の練習で、毎日朝6時20分には家を出て、午後7時半に帰宅する忙しい毎日を送る藤原君。その母も陸上・砲丸投げ競技で全国大会への出場経験があり、息子の出場を心から応援している。
 藤原君は800メートルで2分40秒台、200メートルで28秒台の記録を持つ。大会出場に「決まったときはめちゃくちゃ嬉しかった。できればどちらの種目も3位以内を狙いたい。不安も大きく自信はないけど」と話している。
 全国障害者スポーツ大会は、「全国身体障害者スポーツ大会」と「全国知的障害者スポーツ大会」を統合して、平成13年に第1回大会を宮城県で開催したのがはじまり。以降、オリンピック終了後に開催されるパラリンピックのように、毎年、国体終了後に開催されている。


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2015年5月 データバンク

2015年07月13日 10時05分38秒 | データバンク

1日
平成27年春の叙勲で管内5氏が受章日高川町合併10周年記念式典日高川で日本一早いアユ漁解禁日高統一メーデーに100人

2日
日高川町が国の地域消費喚起事業を活用して中学生以下の子ども世帯に1人1万5千円の商品券を配布へ

3日
印南町西山農園でカーネーション出荷ピーク

4日
松洋杯県下中学野球大会で日高・湯川が準V

5日
興国寺花まつり西日本選抜小学生バレー大会で名田ソレイユV

8日
県中学硬式野球で紀州由良シニアが準V御坊市自治連総会。会長に柴本勝治氏再選

9日
県小学生ソフトテニス大会で日高勢活躍。嶋田実南・樫尾陽和里組(印南ジュニア)が全国へ県少年剣道大会で山田湧心、木村竜馬両君(塩屋道場)3位、全国大会へ

10日
御坊市で野球教室開催みやこ姫よさこい祭り。過去最多の38連参加。1万5千人で盛況日高別院みどう花まつりママさんバレー県予選会で美浜クラブV全国大会へ

11日
印南町が道路パトのボラン制度導入。登録第1号は町社協春の全国交安運動日高地方交通安全大会

13日
御坊市島会館で園児と老人のGB大会信金由良支店で三好晴美さん指導の押し花教室作品展和歌山病院健康フェア

14日
道成寺で京鹿子の花咲く

15日
日高川町平川で大和歯車製作(株)第2工場竣工

17日
sioトープ子どもまつりにぎわうJA紀州特産の小玉スイカ「ひとりじめ7」収穫始まる近畿トランポリン・シャトル大会で県代表の中津クラブが6回目優勝

20日
日高川町が独自で日高川に監視カメラ設置へ御坊自動車学校がペーパードライバー向け安全運転講習会開催

21日
県政功労知事表彰で日高地方から6氏受賞御坊市熊野川樋門、防潮水門の遠隔操作化事業完了、運用開始印南町西ノ地川でホタル乱舞

22日
二階俊博自民総務会長が率いる3200人の「日中観光文化交流団」訪中美浜町三尾出身のカナダ人3世2人が森下美浜町長を訪問

23日
「日中観光文化交流の夕べ」に習近平国家主席が出席。二階会長が安倍総理の親書を手渡し握手日高川町熊野川、新平和橋竣工式日高歯科医師会の「歯と口の健康週間ポスター、標語」入選者決まる印南小、清流小、御坊中で管内トップ切り運動会

24日
奏楽堂日本歌曲コンクールで福嶋勲さん(由良町出身・京都市在住)初優勝全国選抜GBミドルクラスで美浜煙樹3位

25日
日高高校が中国大連市・第16中と姉妹校締結に調印韓国で今秋開催の世界竹博覧会に日高町の特産黒竹の初出展決まる

26日
御坊市消防本部潜水訓練

28日
日高川町美山森林公園でササユリ開花始まる

29日
仁坂知事が御坊市で行政報告会全日本フルコンタクト空手大会で前田優輝選手V、勝汰選手は準V。仲よく世界大会出場決める赤松壽男元中津村長死去。86歳

30日
日高川町ホタル観賞の夕べ三百瀬小校内相撲大会

31日
県高校総体ホッケーで紀央館女子が2年ぶりVで近畿へ


鳥獣害対策会議で活動報告、被害額はサルがイノシシ抜き初のトップ 〈2015年7月12日〉

2015年07月13日 08時30分00秒 | 記事



効果を発揮した最新の大型捕獲おり(上)と監視カメラ


 日高地方7市町長と日高振興局長で構成する日高地域鳥獣被害対策本部(本部長・日裏勝己印南町長)は10日、日高振興局で開き、平成26年度活動報告、27年度活動計画を承認した。農作物被害額は約5000万円で高止まりしてるが、ニホンザルの被害額は年々増加し、初めてイノシシを抜いてトップになった。大型捕獲おりが効果を発揮しているものの被害軽減につながっていないのが実情だ。

 日高地方の26年度農作物被害額は4948万円で前年度とほぼ同じ。イノシシ、サル、シカで全体の82%を占めているが、最近はサル被害が増加。26年度は過去トップを独占してきたイノシシが1617万円に対し、サルが1871万円で初めてイノシシを追い抜き、トップになった。県下全体ではイノシシが断トツに多いだけに、サル被害の多さが際だっている。品目別は果樹が全体の6割、市町別は日高川町が最も多い。
 鳥獣捕獲数はイノシシが2947頭で、ピークだった23年4263頭から減少しているのに対し、サルは559頭で、24年425頭を抜いて過去最高。これは26年度に県が最新の大型捕獲おり12基(1基約200万円)を購入し、希望する市町村に貸し出した効果があったという。最新のおりはカメラを備え付け、その映像を携帯電話で常時監視でき、サルがおりに入った際はセンサーが感知して携帯電話に通知。携帯電話の捕獲ボタンを押せば遠隔操作でおりが閉まる仕組み。
 おりの大きさは設置場所に応じて自由に変えられ、最大で7メートル四方。場所を移動でき、使い勝手も良い。映像を確認しながらサルに餌付けし、数が増えたところで一挙に捕獲することができるため、26年度は日高、由良、日高川各町が1基ずつ借用し、日高町で69頭、由良町で15頭。27年度も日高町で14頭を捕獲。従来の固定式大型捕獲おりも由良町に2基設置され、26年度は96頭を捕獲している。
 おりの効果で捕獲数は増えたが、被害は減っていないため、27年度も継続しておりを設置。さらに県が27年度で10基を追加購入した最新のおりについても3町が1基ずつ貸与を追加要望し、みなべ町、印南町(シカ捕獲に利用)が新規要望し、捕獲に力を入れる。日高振興局担当者は「追加10基分の貸与先は7月中に決まると思うが、被害額の多い日高地方にできるだけ多く設置してもらい、一斉捕獲に努めたい」とした。
 事業計画では大型捕獲おりの効率的な活用のほか、サルやシカの捕獲技術の向上講習、ジビエ解体加工講習、狩猟の魅力研修などの研修会、効果的なわなの設置実習(被害の多い地域2~3カ所で現地指導演習)などに取り組む。役員改選も行い、本部長に日裏印南町長、副本部長に市木久雄日高川町長を再選した。


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紀南電設(御坊市)ミャンマー10人受け入れ 〈2015年7月11日〉

2015年07月11日 08時30分00秒 | 記事

 独立行政法人国際協力機構(JICA)の「草の根技術協力事業(地域経済活性化特別枠)」に採択された紀南電設(株)=林惠一代表取締役、御坊市湯川町小松原=の「ミャンマー連邦共和国ヤンゴン管区内における無電化地域の電化と技術移転事業」が本格始動する。2つの無電化村の若者らを技術指導・育成し、2村あわせて約350世帯すべてに太陽光パネルとLED照明を設置して電化する取り組み。調査など準備段階が終わり、週明けから若者らの技術指導、今秋から設置工事が始まり、年内に電化を終える。

 この事業は地方自治体が主体となり、企業や大学、NGO等が有する技術や経験を活用して開発途上国への貢献を支援。紀南電設は平成24年からミャンマー地域開発局等と無電化地域の現状などの意見交換を続け、無電化地域で電化を熱望する住民との話し合いなどを行い、同国内の電気技術発展のため、25年6月にヤンゴン市内にコンサル業務を担当する支店を開設し、2人を地元雇用するなど地域に密着した取り組みを続けている。県と紀南電設がJICAに提案し、同年12月に紀南電設を事業実施団体として事業採択された。
 ヤンゴン市内から車と川船で約3時間かかるヤンゴン管区内郊外にあるミーライ村(290世帯)とアタヤゥン村(55世帯)のあわせて345世帯すべてに1世帯当たり日本メーカー製のソーラーパネル1枚(1メートル×1・4メートル、115ワット相当)、大洋化学(株)製造の直管型LED照明2本(1本11ワット)、LED電球1個(8ワット)を設置する。パネルは家の屋根に備え付けたり、竹で造った支柱に備え付けるなどし、発電した電気はバッテリーに蓄電して夜間に使用できるようにする。
 設置後、維持管理のメンテナンス等が必要なため、2つの村から住民指導役などにあたる若者5人を選び、ヤンゴン市内の電気事業者2社から選んだ2人と政府関係者3人のあわせて10人を日本に招く。10人は週明けの13日に来日、14日に県庁に下宏副知事を表敬訪問し、15日から18日まで同社で太陽光発電システムの知識や設置手法、設置工事、メンテナンスなど必要な技術指導を受ける。政府関係者は入札制度などを学び、19日に帰国する。
 9月から2つの村で若者5人を中心に各世帯への太陽光パネルなど設置工事を始め、12月下旬には設置を終え、各世帯に引き渡す予定。引き渡しの際には式典も計画している。年明けから月1回のメンテナンスを続け、来年5月ごろ事業が完了する見通し。JICAからの事業支援額は約3000万円。林社長は「研修で技術をしっかり学び、それを帰国後に生かしてほしい。(事業を通じて)少しでも豊かな生活が送れるお手伝いができればと思っています」と話した。
 ミャンマーでは都市部等の大電力消費地は大規模発電施設設置で電化対策を推進しているが、この対象とならない無電化地域は国全体に点在しており、電化対策が大きな課題。紀南電設の取り組みは電化対策のモデル事業となり、設置後は他地域からの視察も予定するなど無電化解消へ期待がかかっており、ミャンマーとの友好親善、国際貢献につながりそうだ。


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高校野球開幕 大山直矢主将(日高)が選手宣誓 〈2015年7月10日〉

2015年07月10日 08時30分00秒 | 記事

高校野球に平和の祈りを込め日高・大山主将が宣誓

高校野球100年の記念で3年生部員全員が入場行進
(写真は紀央館)


 第97回全国高校野球選手権記念和歌山大会が近畿のトップを切って9日、和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で開幕。正午から開会式が行われ、日高の大山直矢主将が選手宣誓の大役を務め「100年間受け継がれてきた高校野球の伝統と誇りを新たな時代へ」などと誓った。高校野球100年の記念事業で、登録選手外の選手やマネージャーを含む3年生全員が入場行進し、日高勢5校の選手も堂々とした姿を見せた。

「白球飛び交うところに平和あり」。日高の大山主将は、高校野球100年の歴史と戦のち70年という節目に、高校野球への平和の祈りを込めた堂々の選手宣誓を行った。出場39校、約780人の選手を背に本塁ベース付近に立った大山主将は「宣誓、高校野球100年、和歌山も第1回大会から100年間長い歴史を繋いできました。また、今年は戦のち70年を迎えます。1つの時代が区切りを迎える中で『白球飛び交うところに平和あり』。この言葉のように、私たちは支えてくれている周りの人々に感謝し、最のちの最のちまで全力で白球を追い続けます。100年間受け継がれてきた高校野球の伝統と誇りを新たな時代へつなげるよう、ここにいる全員が大きな夢を持ってプレーすることを誓います」と宣誓した。
 入場行進は、県警音楽隊の先導でブラスバンド、和歌山商バトン部に続いて選手が行進した。各校のマネージャーの女子生徒らがプラカードを持ち、前年優勝の市和歌山を先頭に紀北から順に入場。日高勢も紀央館を先頭に日高、日高中津、和高専、南部の5校が順に本塁上に登場し、スタンドから大きな拍手を受けた。
 高校野球100年にあたる今大会は、記念事業で野球部員の3年生全員が行進し、例年より多くの選手たちが紀三井寺の土を踏みしめた。
 11日と12日は4試合。公立校終業式の17日と準決勝前日の22日が休養日で、順調に進めば24日に決勝戦の予定。準決勝の組み合わせ抽選は大会12日目の第1試合のちに行われる。


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