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和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

由良町長選告示、畑中氏(現職)連続無投票が確定的 〈2016年4月19日〉

2016年04月19日 08時30分00秒 | 記事

選挙七つ道具の一つ、のぼりを準備


 任期満了(5月18日)に伴う由良町長選挙は、きょう19日に告示される。立候補を表明しているのは、3選をめざす現職の畑中雅央氏(71)=当選2回、衣奈=だけで、前回に続き無投票が確定的。畑中氏は午前8時30分に立候補の届け出を済ませた後、選挙事務所=網代250の39、電話35・5101=前で第一声を放つ。

 立候補届け出の受け付けは午前8時30分から役場3階大会議室で行い、午後5時に締め切る。
 畑中氏は届け出を済ませた後、事務所前で出陣式を行い、支持者を前に第一声を放ち、選挙カーで街宣に出発し町内を一巡して支持を訴える。
 平成20年5月に新人同士の一騎打ちを制し初当選して以来、「ふるさとに誇りと活力を!」をスローガンに、2期8年さまざまな施策に着手。(1)ゆらっ子誕生を支援(2)健全なゆらっ子の育成(3)活力ある地域産業の育成(4)暮らしやすい地域社会を創る-を公約に「いつまでも住み続けたい」と言ってもらえる町づくりに向け、全力投球で3選に挑む。
 昨年12月の町議会定例会で出馬表明して以来、対抗馬の声はなく、無風状態のまま告示に突入するとみられ、無投票がほぼ確定的だ。
 24日に投票が行われ、即日開票される。投票は午前7時から午後6時まで町内16カ所で、開票は午後7時30分から役場3階大会議室で行う。18日現在の有権者数は5241人(男2495・女2746)。
 町選挙管理委員会(湯川直宣委員長)は18日までに選挙七つ道具を揃えるなど準備を終えた。


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御坊市長選、柏木(現職)二階(新人)両氏一騎打ちへ 〈2016年4月17日〉

2016年04月18日 08時30分00秒 | 記事

 5月15日告示、22日投開票の御坊市長選(任期満了6月10日)まで1カ月を切った。7選を目指す現職の柏木征夫市長(75)=保守系無所属・当選6回、薗=と、二階俊博自民党総務会長の長男で政策担当秘書の新人、二階俊樹氏(50)=保守系無所属、自民県連・公明県本部推薦、島=の一騎打ちが確定的。保守二分の激戦が予想され、前哨戦も熱を帯びている。両陣営とも「草の根運動」で支持拡大に全力を挙げており、両陣営の代表者に手応えや今後の戦い方などを聞いた。
 
「圧力に負けず、良識に訴えたい」
柏木後援会幹事長 西本和明市議会議長
 

「手応えは十分ある」と西本幹事長

 柏木市長は3月9日に出馬表明、4月5日に島地内に後援会事務所を開設。これまでの前哨戦には「手応えは十分あるが、色々な話が錯綜しており、つかみきれない。厳しい戦いになると思っているので楽観視はしていない。スタッフや支持者の皆さんが頑張ってくれている。気を引き締めてやりたい。ミニ集会などを行い、できるだけ多くの人に会い、話を聞いたもらいたい」と話した。
 柏木市長については「政治信条の『ぶれない・偏らない・いばらない』を貫き、誠実で堅実、財政を考えた市政運営をきっちり行ってきた。しがらみがないだけにはっきりものを言うので批判する人もいるが、公正、公平な市政を進める上で、その姿勢が一番良いのではないか」とし、24年間の柏木市政には「市民サービスの低下を招かない行財政改革を断行し、健全財政を守ってきた。何もしていないと言われるが、学校の改築や耐震化、防災対策、道路環境の整備、子育て支援、先進的な福祉施策など着実に進めている」と強調し、市の課題には「人口減少対策、地方創生。宮子姫や寺内町など魅力ある観光資源を磨き、癒しの地として都会の人にアピールすべき」とした。
 選挙戦で特に訴えたいことは「堅実にコツコツと柏木市長の政策を訴えていくしかない。一部の人が喜ぶのではなく、市民全体に納得してもらえる政策、しがらみのない堅実で誠実な市政運営が大事だ。中央権力に負けない、圧力に負けないとの強い気持ちで、地に足を着けて頑張っている市民の皆さんの良識に訴えかけたい」と述べるとともに「次の4年間で柏木市長にはやり残した仕事を納めてもらい、後継者をきっちり育てていただきたい。議会としても執行部と協力し、言うべきことは言いながら共に市政発展に尽くしたい」と話した。

「新しい人、政策で御坊変えよう」
二階後援会選対本部長 中村裕一県議会議員
 

「変化への期待感じる」と中村選対本部長

 二階氏は2月18日に出馬表明、4月3日に島地内の後援会事務所で事務所開きを行った。これまでの前哨戦には「胸を借りる大変な戦いだが、できるだけ大勢の市民にお目にかかれるよう心がけている。おかげさまで新しい流れがだんだんと大きな流れになってきている。市民の変化への期待を感じている」と話した。
 二階氏については「何事にも真正面から取り組む熱血漢。新時代を切り拓く若いエネルギーを持っているので、彼なら御坊市を元気に変えてくれると期待している。また、一刻の猶予もない南海地震に対して防災士の経験を生かして、遅れている防災対策に全力投球してもらえると思う」と期待感を示した。
 柏木市政には「長い間、堅実な市政運営にご努力されたが、未来を創造する情熱や南海地震では市民を守り抜く責任感、市民をわくわくさせる政策が少なかったように思う」と述べた上で、市の課題には(1)近く発生する南海地震への備えが十分できていない。市民総参加の避難訓練、ハード対策を一刻も早くやるべき(2)経済に元気がない。農漁業、経営者がやる気を起こすような物心の支援や地域の資源を生かした観光振興、企業誘致で経済を再生すべき(3)福祉・医療など市民生活や教育、産業政策で県内各市・周辺町より劣っている部分がある。特色とは言えない格差は至急是正すべき(4)少ない財源で大きな予算を確保するため、もっと積極的に国や県の支援を活用すべき-とした。
 選挙戦で特に訴えたいことは「御坊市を変えていくためには新しい政策、新しい人が必要であること」と述べたほか「事実ではない週刊誌のコピーがばらまかれたり、二階代議士の名前をかたるなど虚偽の内容の電話がかけられている。どうか市民の皆さんは騙されないでいただきたい」と付け加えた。


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日本最長の藤棚ロード舞台に23日からみやまの里「ふじまつり」 〈2016年4月16日〉

2016年04月16日 08時30分00秒 | 記事

日本最長の藤棚(写真は昨年の写真コンテスト入選作品)


 1646メートルで日本最長の藤棚ロードがある日高川町初湯川、リフレッシュエリアみやまの里で、23日から第18回「ふじまつり」が開幕する。連休最終日の5月5日までの13日間の日程で、地元の物産展やお楽しみクジなどもある。公園前に新産品販売所もオープンし、多くの人出で賑わいそうだ。

 例年、開幕時期の20日すぎには、公園入口付近の白い花などの早咲きが満開近くとなる。紫色に垂れ下がる姿が見事な「九尺フジ」などの花は、イベント終盤に見ごろを迎えるが、昨年はフジの開花が早く連休後半の入園者が伸び悩んだ。前年を下回る1万3578人にとどまったが、平成17年に初めて1万人を突破して以来、11年連続で大台を突破している。
 イベント期間中は、山腹のふれあい広場で番茶の無料サービス、特産物の販売があるほか、愛徳荘宿泊券や産品所商品券、美山特産加工品などが当たるお楽しみくじ引き、土日祝日は、午前10時から先着30人がコケ玉作り(400円)を体験できる。
 開園時間は午前8時30分から午後5時まで。入園料は大人500円、小中学生200円。20人以上で団体割引。入園券の半券があれば、あやめの湯鳴滝と美山療養温泉館が100円引きのサービスもある。
 5回目となる「ふじまつりフォトコンテスト」は、イベント期間中に撮影した写真を対象に募集。入賞者には愛徳荘の宿泊券や食事券(昨年)が贈られる。イベントやフォトコンテストの問い合わせは、5月5日までの午前8時30分から午後5時まで、美山温泉愛徳荘内ふじまつり実行委員会事務局(電話57・0180)へ。


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紀中森林組合が今秋誕生へ 面積、組合員数とも県内2番目 〈2016年4月15日〉

2016年04月15日 08時30分00秒 | 記事

紀中森林組合の本所となる現・美山村森林組合事務所


 日高川町の川辺町、中津村、美山村の3森林組合と印南町の印南町森林組合は今秋の合併を目指し、6月8日に予備契約を結ぶ。新組合名は「紀中森林組合」。組合員のサービス向上、地域活性化、組織の効率化、経営基盤の強化、後継者育成など視野に入れた合併で、森林面積は3万5444ヘクタール、正組合員数は約2000人でともに県内2番目の規模となる。予備契約後、各組合の総会での承認、県の認可を経て誕生する。

 4組合では合併に向けて平成24年に検討会を発足。17回にわたって話し合いを重ね、ことし1月には「紀中森林組合合併推進協議会」を設立し、具体的内容を協議しており、これまで2回の会合で予備契約書の内容や合併までのスケジュールなどまとめている。
 6月8日の予備契約は、日高川交流センターでの調印式で行い、川辺町森林組合の八田啓、中津村森林組合の柏木一夫、美山村森林組合の山本也、印南町森林組合の谷廣美の4組合長ほか、立会人で日高川町の市木久雄、印南町の日裏勝己の両町長が出席。4組合長が予備契約書を交わすことにしている。その後、各組合で総会の承認を経て、合併推進協議会に代わり紀中森林組合設立委員会を立ち上げ、新組合誕生に向けて運営規定や定款などより具体的な内容を協議していく。
 新組合の本所は、日高川町寒川地内にある現美山村森林組合。同町土生の役場本庁内にある現川辺、高津尾地内の現中津、印南町古井地内の現印南の3町村森林組合は事務所となる。新組合の森林面積(国有林を除く)は、県全体の森林面積の約17%に当たり、県内23組合のうち、串本、古座川の両町をエリアとする南紀森林組合に次ぐ広さ。正組合員数も橋本、高野、九度山3市町の、こうや森林組合に次いで多くなる。事業収益売上は4億円、素材生産量は1万立方メートルが目標。組合員のサービス向上、地域雇用の確保と地域活性化、経営体質の強化・業績向上の3本柱を基本理念に、主な事業として植林、間伐、皆伐施業への積極的な取り組み、地域木材の流通促進と地域木材活用による製品販売、林業後継者の育成、企業の森や緑育活動などによる林業普及啓発事業を展開。ユーカリ事業やシイタケなど特用林産事業にも努める。


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日高町がみちしおの湯誘客へ「温泉の素」試作品作りや園児の絵画展計画 〈2016年4月14日〉

2016年04月14日 08時30分00秒 | 記事

みちしおの湯のPRへ


 平成26年度はレジオネラ菌検出などで休館日が多かったことや天候不順で夏場の客足が伸びず、入館者数が過去最低の数字で、27年度は大幅に回復したが、5万台には届かなかった。
 これを受け、町は誘客策を検討。まずは近隣から来館してもらえるように、町内3保育所の園児が描いた絵画の展示を企画。園児数が違うため描く園児を選んでもらったり、テーマなどは各園で考えてもらい、客足が遠のく時期の6カ月間に、3保育所が1カ月ごとに分けて開催し、それぞれ約40点を描いてもらう方向で調整。初回は5月14日~29日に内原保、2回目は6月11日~26日に志賀保の展示会を予定。比井保は未定。
 さらに家庭で使ってもらえるよう「温泉の素」の試作品を検討。一度に2万個程度の発注がなければ受けてもらえないなどで見送った経緯があるが、今回、業者側からの提案で200個でも受注してもらえることから、取り組みを決定。温泉分析表を作って一般的な家庭で利用する場合に、25グラム入りにし、同館と同じような湯になるかなどの取り組みにかかっている段階という。
 町は「孫の絵を見に行く目的で温泉に入ってもらえたらうれしい。温泉の素の試作品ができあがれば、協力を頂いた園児の家庭へのプレゼントに配布し、評判を見た上で今後の商品化につなげられれば」としている。
 同館のパンフレットも今年度で2万部増刷するのに伴いリニューアルする。7月までに仕上げる予定で、近隣の高速道路サービスエリアなどの施設に置いてもらうよう進める。町の広報誌だけでなく、一見して同館のことが分かるように「みちしおだより」を4月から開始。3カ月に一度、町役場の受付に置くことにしている。
 町は「高速道路が南伸して素通りされる感は否めない。予算が少ない中でも、立ち寄ってもらえるようにPRし、少しでも多くの人に温泉館を利用してもらえるよう取り組みたい」と話している。

前年比大幅増の4万8000人
平成27年度入館者数

 みちしおの湯の平成27年度入館者数が4万8443人となり、前年比115%と大幅に増えた。町は昨年7月からの食堂部営業再開が大きいと見ている。
 同館は平成12年6月からオープン。13年度の10万7893人をピークに近年を見ると、平成20年度が6万8405人、21年度が6万197人、22年度が5万5682人、23年度が5万4966人と右肩下がり。24年度で5万6866人と盛り返したが、25年度が5万3817人に下がり、26年度は4万2123人となり過去最低の数字になった。
 27年度も序盤は伸び悩んだが、7月から比井崎地区を中心にした20代から70代のメンバーが集い、任意の民間グループ「みちしお会」(白井和代代表)を組織し、半年間、閉店していた同館食堂部を「みちしお亭」としてオープン。以降は順調に客足が伸び、書き入れ時の8月が前年同月比127・5%となるなど軒並み増えた。
 2500円の1人クエ鍋を提供したり、比井崎漁業協同組合の干物を使ったサバ定食を出すなど地元産にこだわったメニューにし、米は日高町産で野菜も地元中心に選んでいる。
 町は「食堂部が再開できて、地元の人で、地元の産物を使うことが、振興面でも大きく、県外からの入館も多い」と見ている。これまでの累計を見ると、117万1411人に上り、町は「振興に重要な施設として運営しており、活性化につなげたい」としている。
 平成27年度の月別入館者数は次の通り。カッコ内は前年度。
 4月=2561人(2996人)▽5月=4088人(4629人)▽6月=2367人(1762人)▽7月=5177人(5063人)▽8月=9671人(7586人)▽9月=3417人(2341人)▽10月=2956人(1639人)▽11月=3001人(2727人)▽12月=2653人(2513人)▽1月=4651人(4202人)▽2月=4050人(3638人)▽3月=3851人(3027人)。


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由良町長選は畑中雅央氏(現職)だけ表明、連続無投票か 〈2016年4月13日〉

2016年04月13日 08時30分00秒 | 記事


 任期満了(5月18日)に伴う由良町長選(4月24日投開票)の告示まで1週間を切った。これまでに出馬表明しているのは3選をめざす現職・畑中雅央氏(71)=当選2回、衣奈=だけ。19日の告示に向けて3月末に後援会事務所を開設、立候補届け出書類の事前審査も済ませ臨戦態勢を整えている。対抗馬の声はなく、前回同様、無投票の公算が大きくなっている。

 畑中氏は「ふるさとに誇りと活力を!」をスローガンに掲げ、平成20年5月に新人同士の一騎打ちを制し初当選。以来、防災対策、県道の整備促進や下水道事業などインフラ整備はじめ、保育料の負担軽減や紙おむつ購入助成など子育て支援、シルバー人材センター設置や招待旅行など高齢者福祉対策にも力を入れてきた。
 3期目は、これまで通り「誠実・公正」を旨とし、行政改革の推進、財政規律の厳守に努め、町民の目線に立った町政運営を基本方針とし、町民にいつまでも住み続けたいと言ってもらえる町づくりに全力投球で取り組みたい-としている。
 具体的には、婚活支援・妊婦医療費の助成・不妊治療の支援、乳幼児の育成支援、学童保育の充実、心身健全で心豊かな子どもの育成など子育て支援や教育施策を充実させるほか、農漁商工業の育成・強化、創業支援や観光振興など活力ある地域産業の育成、防災・減災対策・幹線道路の整備や健康づくりの推進、地域コミュニティの強化を公約に掲げる。
 人口が減少し財政状況が厳しいながらも、2期8年、やるべきことはやってきたと一定の成果を実感するとともに、これまでの施策を発展・充実させたい考え。町民すべての要望に応えるのは難しいが、住民が幸せを感じ、豊かさを実感できる活力ある町づくりを柱に3選に挑む。
 畑中氏は、町内各種団体からの相次ぐ出馬要請を受け、12月町議会定例会で立候補を表明。対抗馬の声はなく、無風状態が続いている。3月末の後援会事務所開きで、相手の見えない中での選挙戦に向け一致団結を呼びかけたばかりで、19日の告示が待たれる。
 町選挙管理委員会(湯川直宣委員長)は町内89カ所に立候補者ポスター掲示板を設置。3月2日現在の選挙人名簿登録者数は5246人(男2493・女2753)


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第24回本社旗日高地方GB大会、美浜煙樹(美浜町)が原谷(日高町)下しV 〈2016年4月12日〉

2016年04月12日 08時30分00秒 | 記事

優勝旗を受ける美浜煙樹チーム

準優勝盾を受ける原谷チーム


 本社主催、御坊市・日高郡両ゲートボール協会主管の第24回紀州新聞社旗日高地方ゲートボール大会は9日、御坊市野口専用ゲートボール場で39チームが出場して開き、決勝戦で美浜煙樹(美浜町)が原谷チーム(日高町)を14-11で下して2年ぶり2回目の優勝。閉会式で中川弘・大会実行委員長から優勝旗が贈られた。3位に富安(御坊市)が入り、つれもていこら(湯浅町・由良町合同チーム)が4位で敢闘賞を獲得。予選から選手たちの真剣なプレーが見られ、応援が飛び交うなどして盛り上がった。

 予選は4チームずつ10コートに分かれてリーグ戦(第2コートのみ3チーム)を行い、各コート1位10チームが決勝トーナメントに進出。1回戦は由良仲良クラブが平を17-7、美浜煙樹が池田Aを14-7で退け、2回戦では富安が由良仲良クラブを17-10、原谷チームがみずほを15-10、つれもていこらが荊木Aを11-7、美浜煙樹が江川Aを21-7で破ってベスト4が出揃った。
 準決勝は原谷チームが富安を22-10、美浜煙樹がつれもていこらを15-8を下して駒を進めた。
 決勝戦は、主導権を握った原谷が序盤から優位に試合を進め、終盤には大きくリードを広げていたが、美浜煙樹はワンプレーをきっかけに一気に流れを呼び込み反撃。残り5分から猛追し、土壇場となった終了の合図後に見事に逆転に成功、栄光をつかんだ。美浜煙樹主将の中村文哉さん(27)は「特に決勝戦は苦しい試合でしたが、みんなのチームワークが良かったので優勝することができた。主将としてとても鼻が高い」と笑顔を見せた。
 3位決定戦は富安がつれもていこらを19-16で下した。
 上位入賞チームは次の皆さん。
【美浜煙樹】中村文哉、松本隆吉、山本正孝、山崎敏夫、成岩洋治
【原谷チーム】中西優、中田栄、鍵本元雄、宮本誠一、楠岡文治
【富安】中川弘、木下得二、木下澄子、谷口八州男、松浦哲雄
【つれもていこら】山本雅子、栗山晟、永宮春美、角八十一、角小菊。


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第24回本社旗日高地方GB大会、郡市内外39チームで熱戦展開 〈2016年4月10日〉

2016年04月11日 08時30分00秒 | 記事

来賓らで始球式

選手宣誓する丹野博子さん


 本社主催、御坊市・日高郡両ゲートボール協会主管の第24回紀州新聞社旗日高地方ゲートボール大会=大会長・源地温勇紀州新聞社代表=は9日、「エンジョイ・スパーク」を合言葉に御坊市野口専用ゲートボール場で開き、郡市内外から39チームが参加。10歳から90歳までの幅広い世代が競技を楽しみ、親睦と交流の輪を広げた。

 開会式は午前8時30分から行い、二階俊博代議士秘書の二階俊樹氏、中村裕一、冨安民浩、坂本登各県議、田中達也日高振興局長、西本和明御坊市議会議長、小谷芳正郡町村会長、田中昭彦郡町議会議長会長、龍神康弘御坊市総務部長、森口詠士郡町村会事務局長を来賓に迎え、中川弘大会実行委員長が大会宣言。国旗、社旗掲揚のあと、前回優勝のゆずチーム(那智勝浦、串本、古座川町)が優勝旗、準優勝の本ノ脇チーム(美浜町)、3位のニシトミチーム(御坊市)がそれぞれ盾を返還した。
 本社・山本俊一編集長は「いつまでも元気で体を動かせる健康寿命が大切です。きょうは勝負にこだわりながら、プレーを楽しみ、多くの方々と交流を深めてほしい」とあいさつ。二階氏、田中氏、中村県議、龍神氏が「ナイスプレーを期待しています」「健闘を祈っています」などと祝辞を送った。
 選手を代表して前回優勝のゆずチームの丹野博子さん(65)が「日頃の練習の成果を十分に発揮し、仲良く楽しく明るく正々堂々と競技することを誓います」と力強く宣誓した。
 来賓らが始球式を行ったあと、競技スタート。39チームが4チームずつ(第2コートのみ3チーム)10コートに分かれて予選リーグで熱戦を展開。各コート1位10チームが決勝トーナメントに進み、頂点を競った。選手らは「あのボールを狙って」「失敗怖がらずに思い切って」などと声をかけながら、元気いっぱいにプレーを楽しみ、コート外からも声援が送られた。

最年長は宮井さん(田辺市)90歳
最年少は松原チームの仲良し3人組

元気にプレーする宮井秀信さん

今大会最年少の3人(左から高松君、田井さん、碓井さん)

 今大会の参加最年長出場は南紀はまゆう(田辺市)の宮井秀信さん(90)=田辺市朝日ヶ丘=。ゲートボールは58歳の時に妻の知加さん(96)に誘われたのがきっかけではじめ、毎週2、3回プレーを楽しんでいる。30年以上続けているゲートボールは「チームワークを大切に和気あいあいとプレーできることが醍醐味」と話す。
 同大会には4年連続の出場。昭和28年まで日高川町高津尾に住んでいたこともあり、「御坊市や日高郡のチームがたくさん出場している紀州新聞社杯は毎年とても楽しみにしています。きょうは勝ち負けを別にして友好の輪を広げたい」と笑顔を見せていた。
 参加者最年少は松原クラブ(美浜町)に所属している田井兎心さん(10)=和田小5年=、高松正義君(10)=同=、碓井芹奈さん(12)=松洋中1年=の仲良し3人組。
 3人とも和田学童保育に所属し、同保育の清水千津子さんや地域の人たちがゲートボールを教えたのがきっかけではじめたという。ゲートボール歴は、田井さんは2年、高松君は1年、碓井さん5年。3人は「まず1勝する。楽しみながら頑張りたい」と話した。


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衣奈小学校(由良町)で大井結暖さん一人ぼっちの入学式 〈2016年4月9日〉

2016年04月09日 08時30分00秒 | 記事

入学を許可された新入生の大井結暖さん


 日高地方の小中学校で8日、1学期がスタート。一部の小中学校で一足早く入学式が挙行され、真新しい制服姿の新入生が保護者に連れられ校門をくぐった。由良町衣奈小学校では女子児童一人が入学し、在校生23人や教職員から歓迎を受けた。同町で一人ぼっちの入学式は平成20年度の畑小学校以来8年ぶり。

 衣奈小は午前10時30分から体育館で挙行し、児童たちの拍手に迎えられて、新入生・大井結暖さんが担任教諭とともに入場。国歌、校歌を斉唱した後、山名将和校長に名前を呼ばれた大井さんは元気よく「はい!」と返事し入学が許可された。
 校長は式辞で「大井さんが入学してくれたことをとてもうれしく思います」と歓迎し(1)元気よくあいさつしましょう(2)仲良くしましょう(3)勉強がんばりましょう-の3つのことを話し「本校では知・徳・体とバランスのとれた人間を育てることを目標に教育活動を行っていきます。全校児童24人と少ないですが、少人数である強みを生かした教育活動をすすめて参ります」と述べた。
 来賓の坂田善幸教育長も「先生、お兄さんやお姉さんの話をしっかり聞いて、いろんな事ができるようになって下さい。楽しい思い出をいっぱい作って、衣奈小が大好きな1年生になって下さい」と告辞。来賓紹介などに続き、児童会長の中川祐翔君(6年)が「大井さんが入学し、新しい仲間に迎えられて、僕たちはとても喜んでいます。衣奈小学校は仲の良い学校です。分からないことがあれば、何でも僕たちに聞いて下さい。みんな、友達です。安心して学校に来て下さい」と歓迎の言葉を述べ、在校生が歓迎の気持ちを込め歌った。
 大井さんは緊張した表情ながらも「小学校に入学するのが楽しみだった」と話し、学校生活をスタートさせた。


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全日本中学生ソフトテニス大会で鈴木美悠さん、塩路ほのかさん(印南中)大活躍 〈2016年4月8日〉

2016年04月08日 08時30分00秒 | 記事

 第27回都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会がこのほど三重県伊勢市営庭球場を主会場に開かれ、女子団体で印南中の鈴木美悠さん(3年)、塩路ほのかさん(同)、清流中の山下二千翔さん(2年)、前本真弥さん(2年)がメンバー入りした和歌山県が12年ぶり3回目の優勝を飾った。鈴木さん、塩路さんは全試合に出場し優勝に大きく貢献した。

 団体戦は47都道府県と地元伊勢市の男女とも48チームが参加しトーナメント戦で競った。女子団体で和歌山は2回戦から出場。初戦から準決勝までいずれも2-0のストレート勝ちで決勝へと駒を進めた。決勝は群馬を2-1で下して優勝を決めた。鈴木さんは西和の福田ゆいさん、塩路さんは和歌山信愛の多田千夏さんとのペアで出場。鈴木さんは準決勝戦を含め4勝、塩路さんは決勝戦で優勝をかけた3番手で出場し勝利するなど12年ぶりの優勝に大きく貢献。2年生ながらメンバー入りした山下さん、前本さんは出場機会はなかったが先輩選手がいい試合ができるようサポートするなど貢献した。
 鈴木さんは「決勝の試合で敗れたのが悔しかったけれど優勝できてとてもうれしい。夏の中体連でも全国大会に出場できるよう練習に励みたい」。塩路さんは「決勝でメンバーが声援してくれる中で勝てて最高にうれしかった。夏の中体連で全国大会に出場し結果を残せるよう頑張りたい」と喜んでいる。
 男子団体で印南中の大原礼慈君(2年)、小原雅也君(2年)がメンバー入りの和歌山も5位と健闘した。
 ダブルスとシングルスの個人戦もあり、男子ダブルスに印南中の川村脩人君・大原礼慈君組、女子ダブルスに山下・前本組、塩路さんは多田さんとペアで、女子シングルスに鈴木さんが出場。川村・大原組、塩路さんは2回戦で、山下・前本組、鈴木さんは初戦で敗退した。


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