また例によって、東京新聞斎藤美奈子さんのコラムに触発されて。
コラムのタイトルは、「五輪も万博も」
内容は、馳浩石川県知事の発言と安倍元首相当時の話から。
まずは、馳について。
報道でも問題になったように、彼は身内の会で以下の発言をしている。
「その当時、総理だった阿部さんから、国会を代表してオリンピック招致は必ず勝ち取れと。金はいくらでもだす。官房機密費があるから。」
多分、得意満面の面持ちで喋ったのだろうが、反響に恐れをなしたか、自民党辺りからお小言を頂戴したのだろう。
発言は撤回する、と言った。その後、この県に関してはだんまりを決め込んでいる。
恐らくと言うか、間違いなく彼の話した通りなのだろう、と思う。
オリンピック招致にも裏金が使われた。それも国民の納めた税金が。
もう一つは大阪万博招致にまつわる話。
2015年12月末、忘年会が開かれた。
メンツは、安倍首相・菅官房長官・橋下前大阪知事・松井新大阪知事。
>私(松井)は総理にお酒を注ぎながら、一生懸命、持論を展開した。すると、総理は「それは挑戦しがいのある課題だよね。」と仰って、隣の菅官房長官に声をかけられた。「菅ちゃん、ちょっとまとめてよ。」
と松井知事の著書に書いてあるそうです。
馬鹿ですねえ。
自ら白状したようなものです。
それも得意気に。
この2つの話を並べてみると、万博でも官房機密費が使われたろうという予想がたつ。
政治家同士の話というより、「水戸黄門」にでも出てきそうな、悪代官と悪商人の会話のようです。
彼らの話から想像できる事、全く一般国民の思いを想像出来ないらしい。
おまけに、彼らが使った金の出処についても、これも全く想像出来ていない。
それでも、彼らは政治家を続けられるこの国。
情けない。