Kumaのトライアスロン・シニアライフ My Big Challenge, Road to Kona

還暦過ぎてトライアスロンはぼちぼち
いつまで、どこまでできるか挑戦
今日は読書?映画?音楽鑑賞?

読書記録 2024年9月

2024-10-23 21:35:40 | 読書

2021年10月末から始めた「読書メーターhttps://bookmeter.com/」での読書の記録。

先月、9月のまとめです。

今月ずーっとBLOG更新サボってたから、今頃?って感じだけど、やっとやろうかなという気分で

 

2024年9月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1802ページ
ナイス数:186ナイス


■ある男
初読み作家さん。慎ましくも愛され幸せだった。夫が事故死、その後まったくの別人であったという衝撃の事実。調査を依頼された弁護士の視点で語られる、過去を変えて生きる人の姿。親の罪から社会から存在を否定された人の苦悩。
戸籍を交換したくなる気持はリアルに感じわかる。戸籍なんて制度を無くせばいいのにと思ってしまうほど。物語りの中で語れる色々な差別を問いかけるような、曖昧にしたまま終ってしまうが、ラストは良かった。それでいいんじゃないと思わせる里枝と息子の悠人の会話は感傷的ではあったけど救いや希望を感じた。

読了日:09月05日  著者:平野 啓一郎

 

■わんダフル・デイズ
盲導犬のベテラン訓練士、阿久津とその研修生、歩美と盲導犬たち。阿久津と歩美はホームズとワトソンの如く、視覚障害者と盲導犬という環境ならではの様々なトラブル、事件を解決していく連作短編ミステリー。テンポよく軽やかな感じでハートフルで読みやすい。「よっこい庄一」「合点承知の助」「うっかり八兵衛」若く可愛い女子が発する親父ギャグや凸凹コンビのバディ感はコメディタッチなんだけど、普通にミステリーを解いていく面白さもある。たこ焼きが好きで犬が好きななら尚のこと「わんダフル」だな。盲導犬の事少しだけど知れて良かった。

読了日:09月08日  著者:横関 大

 

■秘密 (文春文庫 ひ 13-1)
36作品目の東野圭吾。これは傑作だな。現実ではあり得ないようなファンタジーなミステリー。バスの転落事故で娘と妻の二人を同時に亡くしそうになった男に降りかかった奇想天外な家族の物語。奇跡的に生還した娘の体に死んだはずの妻の魂が宿るという展開にはコミカルな描写もあったが父親として夫として、娘としての妻として、その秘密な状況が葛藤が心に沁みるような悲哀と苦悩。終盤のどんでん返しのような変化は妻の秘密の決断、それを悟っても、愛する者にとって幸せな道を選ぶ、永遠の秘密を認めた夫の切なさが気の毒過ぎる秘密だった。

読了日:09月13日  著者:東野 圭吾

 

■スマイリング! 岩熊自転車 関口俊太
土橋さん2冊目。20代からロードレーサーに乗っているので自転車の魅力はわかる。貧乏で孤独な中学生と町の自転車屋、頑固おやじ岩熊との出会いから始まった。ロードレースに挑戦する青春物語り。人生は出会いだなあ。レース中のハプニングでビリまで落ちたのに、そこから脅威の追い上げでトップに追いつくなんて、弱虫ペダルの坂道くんと同じやんと思いながらも、コーナリングの描写がとても説得力あって映像が目に浮かぶ感じ。親の事情で持つ者、持たざる者、それを超えた友情もありベタな感じで予想できる展開でも感動があって爽やかだった。

読了日:09月17日  著者:土橋 章宏

 

■花咲舞が黙ってない (中公文庫 い 125-1)

7話からなる連作短編、最後の話に綺麗に繋がる。軽い感じだけど池井戸さんらしい、、とは言っても本はまだ2冊めなんだけど。大手銀行内部の悪事を小さな正義が暴いていく勧善懲悪もの。善悪だけでは測れない組織としての思惑、秘密に跳ねっ返り行員、花咲舞は己の信じる正義のもと黙っちゃいられず巨大な悪と戦うことになる。TVドラマで一世を風靡したあの人も登場して驚いたが、最後はワクワクする展開に。花咲舞の仕事に対する真摯でカッコいい姿は働くあらゆる人に元気や勇気を与える気がする。読みやすく痛快で面白かった。

読了日:09月25日 著者:池井戸 潤

 

 

貴重な時間を費やし最後まで読んで頂きありがとうございます。 

今日も良い一日でありますように!

See you next time! 

 

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