これからの季節、「びわ」が熟れて美味しい果物となる。
が、久しく食べたことが無い。
家にも何本かのびわの木があるが、実が生って
「さあ、獲りに木に登ってよ!」とびわの木が訴ったえるような
そんな豊作の覚えがまったく無い!
というのも、実が結実する前に風雨で落ちてしまったり
熟れるころにサルやカラスにやられてしまうことが多い。
なんで現在、あれだけメジャーな食べ物だったのに
珍しくなってしまったのだろうか
昔は食べるものに事欠いていたからまだ青い熟れても
ないやつをこの木に登って腹いっぱい食べた。
この木はねばちっこいから、めったなことでは折れたりしない。
先っちょまで伝って獲ったもんだ。
それがいつのまにか、僕らはぜいたくになって、
酸っぱいやつはアカンようになってしまったし
わざわざ木に登ってまで獲りに行こうとしなくなった。
当然手入れもまったくしない
そんなことで、鳥や獣がヤリ放題するようになってしまったんやね
反対にそれを高級果物、珍しい果物として産物となっている所もあるな
味もしっかりと覚えとる、今年、何個かは口に入れたいもんだ。