門前の小僧になりたいくらげ

学究的な空気に憧れて専門家の周りに出没しては雑感を綴るブログ。化石鉱物系がやや多し、の予定。

瑞浪層群発掘〜2018.09.24瑞浪市野外学習地〜

2018年09月26日 | 古生物学・地学

 連休中どこに行きたい?と息子たちに尋ねたらば。

「瑞浪の化石発掘!!」

・・・今年の夏休みは存分に発掘できなかったからねー、しょうがない、行きますか。ということで行ってまいりました。ここは瑞浪市化石博物館で申請すれば即日採集許可が下りるというありがたい露頭で、中新世前期から中期にかけて、つまり約2200万年前〜約1500万年前の、瑞浪層群と呼ばれる地層が表出している川原です。今この野外学習地で採掘できるのは明世層と呼ばれる部分で、大量の化石を含むことで有名だそうです。

 

 左の写真は、川の流れに洗われ露出してきた化石を息子その1が物色しているところです。見えている地面全体が化石を含む地層です。そして右の写真は息子その3が初めて自力で採集した化石たちです。そう、ここはハンマーとタガネをろくに使えない未就学児でも場所を選べば(転石ですが)化石を採集できてしまうすごいところなのです。ビバ瑞浪!そしてわざわざ張り紙までして所有権を主張しているあたり、性格が出るな、息子その3よ。

 

今回の採集物:ウソシジミ、イシカゲガイ、カガミガイ、キサガイモドキ、ゲンロクソデガイ、タマツメタガイ、ホタテガイ、マテガイ、植物、など。

 

参考:瑞浪市化石博物館