門前の小僧になりたいくらげ

学究的な空気に憧れて専門家の周りに出没しては雑感を綴るブログ。化石鉱物系がやや多し、の予定。

「国宝の殿堂 藤田美術館展」〜2019.6.9奈良県奈良市 奈良国立博物館〜

2019年08月03日 | 和物(伝統芸能・歴史・考古学など)
 曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき。ということで、これもまた展示最終日に行ってまいりました。
 今年は(完形なのは)世界に三碗のみという曜変天目茶碗が三碗とも同時公開されるということで話題になったのですが、残念ながら東京のは先週で展示期間が終了しています。
 館内撮影不可なので、入口付近で記念にパチリ。お茶碗じっくり見学コースと遠巻きに眺めるのでいいからまたないぞコースがあるようでして、せっかくなのでじっくりコースに並びました。思ったより早く列は進み、30分くらいでお茶碗の前へ。見やすいです。そしてクリエイターさんなのか職人さんなのか?と言ったふぜいの遠巻きコースの方がかなり熱心に長時間見ておられます。そう、じっくりコースは近くで見られる分、長くはその場所にとどまれないので、心ゆくまで眺めたい!という方はむしろ遠巻きコースの方が都合がいいのです。視力のいい方なら全く問題のない距離で見られますし。
 そして他の仏教美術も素晴らしいです。堪能しました。。。。


 ↑ちなみに奈良国立博物館のこの文字は聖武天皇の筆による「雑集」から集字したものだそうです。