ナイトミュージアムつながりでその時に入手した図録のご紹介。サブタイトルは「新・恐竜学〜鳥になった恐竜の脳科学〜」で、河部壮一郎氏(福井県立恐竜博物館)、服部創紀氏(岐阜県博物館※1)の執筆です。古神経学の概説から古神経学の恐竜頭骨(ならびに脳エンドキャスト)への適用、内耳や感覚を受容する脳領域の大きさに着目した解説などがわかりやすく記されていて、初心者のくらげびとにはありがたい入門書となっています。
新・恐竜学〜鳥になった恐竜の脳科学(目次)
第1章 古神経学〜絶滅動物の脳を研究する〜
Ⅰ 脊椎動物の脳
Ⅱ 恐竜の脳は化石になるのか?
Ⅲ 古神経学のはじまりと今
コラム ー古神経学の母 ティリー・エディンガーの軌跡ー
第2章 恐竜脳科学
Ⅰ 恐竜 脳科学の幕開け
Ⅱ 恐竜とは
Ⅲ 恐竜の脳、内耳
Ⅳ 三畳紀 恐竜の誕生
Ⅴ ジュラ紀 恐竜の巨大化と鳥類の誕生
竜脚類の脳
剣竜類の脳
Ⅵ 白亜紀の 恐竜の多様化と絶滅
鳥脚類の脳
周飾頭類の脳
曲竜類の脳
獣脚類の脳
第3章 鳥になった恐竜
Ⅰ 恐竜から鳥へ
Ⅱ 鳥類の脳
第4章 ギフトその周辺の恐竜調査
Ⅰ 三重の恐竜
Ⅱ 福井の恐竜
Ⅲ 岐阜の恐竜
参考:河部壮一郎・服部創紀著「新・恐竜学」2016.7.8岐阜県博物館友の会刊
※1 この図録発行時の所属。2017年現在は福井県立恐竜博物館。
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