暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

機械仕掛け

2024年04月11日 | 古民家
 メカニカルな音に、心を奪われる程・・・
カシャカシャと・・・込み入った唸りを探し・・・
聞き逃す乾いた音は、近くにいたくて、遠く離れ・・・
聴きなれない重なる音は・・・作り物のまやかしと・・・
頭で弾く、うつろいの音になる・・・。

どこからどこまでが人の手で・・・ここからあそこまではカラクリの手で・・・
触れると安らぐ冷たさは・・・人の手が入り込み・・・
奪われる冷たさが・・・正確にカラクリを動かしては・・・
暮らしの拠り所を塞ぎながら・・・人の居場所は崩れてしまう・・・。

ネジを巻いてのひと時は・・・けたたましくも穏やかで・・・
成す事で成る・・・音や動きや光の跡が・・・
人らしく・・・温かい暮らしを運んでくれる・・・。
手仕事を洗いざらい掃き出せば・・・人の欲もいやらしさも・・・
数え切れない可能性も探し出し・・・
電気仕掛けの歯がゆさから・・・逃れる暮らしはカタカタと・・・
伝統の仕掛けで動き出す。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする