暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

乾き

2022年01月04日 | 古民家
 雑木林が遊び場だった・・・。
裏の防風林が住まいと重なって・・・裏山のある暮らしが支えとなっていました・・・。
里山の豊かさは、自然と共存するからこそ成り立つ暮らしです・・・。
人が増えて・・・農作業も野良仕事も出来ない社会では、そんな生活は成り立たず・・・
里山は限界集落になり・・・自然の知恵は失われて行きました・・・。

野山を駆けまわるのが子供の仕事と・・・
そんな悠長な家庭も少なく・・・自然と戯れる遊びも影を薄くなると・・・。
開発されて来た野山に・・・見上げる建物や、見渡す町が生まれて・・・
前に進む暮らしと受け止めながら、変化する森を振り返り・・・
大したものだと自画自賛しながら・・・心はどこか上の空・・・。

共存共栄が一番良いと思っても・・・みんな一緒では飽き足らない考えも生まれて・・・
豊かになりたいとみんなが思っても・・・一番になりたいと手を伸ばす考え方も多くて・・・
廻りを見れば、田畑や森が広がっていた頃に戻りたいと思う気持ちは少ないみたいだけれど・・・
大きくなり過ぎた暮らしに・・・少しだけ嫌気のさす考え方を持つ人もいて・・・
心が乾き・・・本当の意味での豊かさを求めているような気がします。



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