小ぶりな住処の奥から這い出て・・・日差しの影を渡りつつ・・・
連なる軒が並ぶ小道は、こじんまりと華やいで・・・
染みた打ち水もユルユル乾く頃合いに・・・
お天道さまからの温もりを・・・懐でかばいながら・・・
今日の明日も明後日も・・・
窓から覗くその顔に・・・大きく欠伸を打ち付けて・・・
町の笑顔は造られてゆく・・・。
遠ざけて来た探し物をユルユルと唱え・・・数え年でいくつか覚えないうちに・・・
忘れた頃の記憶が蘇るのは・・・何度も経験したと思い込み・・・
通じた相手にまやかし騙されても・・・白黒の世界はゆっくり繋がっている・・・。
相変わらずの時間を酔いながら歩き・・・
逃げてしまえばそれまでと・・・乾いた涙は跡が残り・・・
子供が子供の未来を奪い取るには幼すぎるけれど・・・
小さな声を、背の高さで耳に当て・・・あきるほど相手に溺れると・・・
不安な声も・・・慰めの好奇心も恐怖を越えて・・・
白い煙りと町の下に生まれている。
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