暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

生命

2024年04月20日 | 古民家
 物差しを・・・どこに置くかで違えるのは・・・
暮れる涙の影をかわし・・・飛び立つ時期を探して泣いて・・・
津々浦々を撫でまわし・・・出会いの全てを受け入れ・・・
廻るすべてが身体となれば・・・
それは自分の血と肉になる・・・。

弧を描きながら影は切れ・・・
足元をさらう風に羽を揺らし・・・
生きる為に交わした約束を・・・律儀に繰り返していれば・・・
行きも帰りも穏やかに・・・上を向いて歩いていられる・・・。

けなげで小さな出来事も・・・守る姿が美しく・・・
羽を広げておどけて揺れて・・・人の暮らしに守られながら・・・
便りに知恵を預けては・・・世代を越えて繋がれ・・・
教えは言葉でも・・・手取り足取り甲斐甲斐しくも無く・・・
自然の強さが始まるのは・・・目を閉じて蓄えて・・・
世界に預ける命の数は・・・今も始まっている。


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目立たず

2024年04月19日 | 古民家
 折々につけて気付かされる学びは・・・
派手に惹きつける強さでは無く、魅惑の装いでも無く・・・
片隅にいて、通り過ぎるほど・・・
忘れてしまうほど目立たずに・・・
少し後ろの隣と・・・忘れた頃に、前を歩いている・・・。

陸の孤島と呼ばれる場所が、暮らしの居場所になって・・・
無人島の暮らしは豊かに育ち・・・
枯れた力の拠り所は・・・人の集いが広げて行く・・・。
共に歩いてしまえば物足りなく・・・先を急げば、まかないきれない欲となり・・・
色とりどりのテーブルには・・・忘れられない美食が広がる・・・。

無駄な時間と人の集まりと・・・ご意見番の顔を立て・・・
必要悪と慣例が・・・事の成り行きを見届ければ・・・
ご奉仕に助けられた、夢の暮らしは行きすぎて・・・
相互扶助と魔法の言葉も・・・方言を言い訳に、曖昧な返事で片付けられ・・・
聞き取れない、文化の言葉を失いながら・・・
暮らしは幅を狭め、易々と・・・目立たず置き去りに進んでいる。



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どこまでも

2024年04月18日 | 古民家
 向き合い叶う夢があり・・・出会い一緒に動く夢があり・・・
まとまり繋がる夢が育つには・・・同じ方向を求め合う人がいて・・・
いつまでも・・・と、想いの丈を伝える場所があり・・・
どこまでも・・・と、変わらない愛情が残されている・・・。

そのままではいられないけれど・・・続けると見えて来る単純と・・・
複雑なほど絡み合う一瞬は・・・
大きな時間の流れと・・・永遠に続く暦みたいに・・・
見て聞いて・・・語る言葉の多さよりも・・・
登って降りて・・・泣いて笑った経験から伝い歩いて来た・・・
身体の奥の記憶が覚えている・・・。

今日は穴を掘り・・・明日は草を刈り・・・明後日は森に入る・・・
狩猟と耕作と・・・暮らしの軌跡をなぞって腑に落ちて・・・
育てた体にムチを打ち・・・人の繋がりで育てた町の様子は・・・
老木を見る目でやさしく微笑んで・・・
終わりの時を、指折り数えるように・・・自由に微笑んで・・・
大きなゆりかごを動かしながら・・・静かに時は待ち続ける。
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責任

2024年04月17日 | 古民家
 ついぞ気付かず通り過ぎ・・・昨日の明日と今日の今に・・・
目まぐるしくたたみかけ・・・変化を乗り越えて・・・
10年・・・20年の言葉さえ・・・
後悔と満足と・・・たかが100年幸せと・・・
指折り数える成長の証は・・・
同じ顔の・・・背中合わせを追い越して・・・
数える暮らしは、次に繋いでいる・・・。

忘れ去られた町を、ただ歩き・・・似たような町を伺って・・・
頑なに守る想いと・・・無邪気に楽しむ心意気と・・・
表現豊かな世代から、奪われると嘆きながら・・・さざ波がさらう様を楽し気に・・・
生れて知らない怖いもの知らずがくれたモノは・・・
次につながる無責任な想いと・・・大胆な暮らし向きなのかも・・・。

左うちわで書いた物語は・・・寄せ集めの不器用から始まって・・・
その他大勢から転がり落ちた仕組みは散らばり・・・
拾集める他人まかせがコロコロと・・・
無責任を夢見て、無口を通す・・・。
ご意見番の名主にご隠居と・・・知恵を頼る受け入れ先は・・・
少々頼りないけれど・・・人情溢れたお節介と・・・
秩序が通り吹く風の・・・拠り所と相容れて、町の姿を守っている。






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渦に巻く

2024年04月16日 | 古民家
 はじめの時間に襟を正し…
正座も程よく、足を慣らせば…
よどみなく詠う念仏に…体が遠ざかり…
人の集まりは痺れを切らして、血のつながりに浸り始める…。




よく集い…訳もなく語らい…
よく働き…よく食べて、今日を見習い明日を喰む…。
集合体を安心材料に…一人の限界を覚え始めては…
孤独の合図を見過ごしながら…
相互扶助に身を置いて…自分自身を見つめ直しては…
なりふり構わない、大きな渦に巻かれている…。




器用に振る舞う暮らしに、溢れる暮らし…
どこかの誰かに習う日々と…
場所は意味のない、世界の知恵を持て余してしまうけれど…
オンリーワンが並んでの愛想笑いに…
文化の色は褪せてしまうのかも。


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