ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「伝えたいこと」ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2016年04月24日 05時51分27秒 | owarai
【コラム:】
本の中にちりばめられた作家
たちのラブレターを読んでい
ると、

この世には実に様々な愛の言葉
があるのだと感心してしまう。

なかでも、妻への愛情があふれ
たマーク・トウェイン(本名は
サミュエル・クレメンズ)の手
紙に、私はジンとした。

マーク・トウェインは『トム・
ソーヤの冒険』の作者として
よく知られるアメリカの小説
家である。

妻への愛をこめて、彼は書く。
「去年の誕生日より今日の君を、
僕はずっと愛おしく思ってい
る。

そして去年はその前の年より
も―――つまり初めて二人で
祝った誕生日から、僕にとっ
て君はますます愛おしく存在
となってきているんだから」

格別に激しい単語を使ってい
るわけでもない。美辞麗句を
連ねてもいない。けれども、
本当にグッとくる。

毎年めぐってくる妻の誕生日
を大切にしている夫の思いが
ここにある。

この時、二人は結婚していて
六年めの夫婦である。普通だっ
たら、そろそろ情熱が醒めて
くる頃ではなかろうか。

さらに、彼が妻の誕生日に
ラブレターを書いている。

女性にとって、誕生日は、
「ああ、また齢をとった」
と、憂鬱に感じたりするも
のだろう。

マーク・トウェインは妻の
そうした気もちを察するか
のように、次のような言葉を
続けている。

「恐れたり気落ちしたりせ
ずに、ともに年を重ね、白髪
をはやしながら、これからい
く度となく迎える誕生日を
楽しみに待とう」と。

手紙を書くことによって、昨
年の自分が感じていた愛情が、
一年後の同じ日にどう変化した
か把握することができる。

いつも同じ愛情を持っている
ことを確認したい。

どこを切っても同じ顔が出て
くる金太郎飴のように、どの
誕生日にも、変わらぬ愛を誓う
手紙を交わせるようになりたい
ものだ。

自分で自分の心がわからなく
なってしまうときは、
恋する心が千々に乱れて、自分
で自分がわからなくなったとき
は、ラブレターを書いてみよう。

複雑なパズルが解けるように、
乱れた気もちが整理できるかも
しれない。

ラブレターには、恋する自分を
客観的に見つめさせる力がある
のだから。

“ラブレターを書くと、いつく
もの自分が見えてくるときがあ
ります。

けれども、そのどれもがあなた
のことを好きなのには、自分で
もあきれてしまいます。

いったい、私はどうなってしま
ったのでしょう“

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℡0267-62-0220

『創業121年』