【コラム:】
漁村の暮らしを書き続ける
川口祐二さんは、「熊野灘に
サヨリの魚影が少ない。春の
到来を告げる魚はどこへ行
ったのか。
春になると産卵のために沿
岸の藻場を目指すのだが、
海水が汚れている藻は育た
ず、もはや藻場は枯れてな
い。
もの言わぬ小魚が、大きな
警鐘を鳴らしているのに、
愚かにも我々はそれを聴き
取ろうとしない」と問題提
起する。
早春の魚シロウオも少なく
なり、クロアワビも減った。
五月になると二見浦の興玉
(おきたま)神社では、藻
刈神事と呼ばれるアマモを
刈り取る行事がある。
ところが、アマモが絶えたた
め、ホンダワラを刈っている
のが現実である。特産のアサ
リも、この付近で絶滅した。
“沈黙の春”は生活のために
は少しばかりの環境破壊はや
むをえないと目先のことしか
考えずに、これでもかこれで
もかと環境を痛めけている
我々への警告とも言える。
生物が住めない環境の中で、
人だけが生きていけるはず
がない。川が汚れ、海が汚れ
たといういことは、
そこに住む人の心が、それだ
け汚れたとも言える。
環境問題は、行政や企業のせ
いにするのではなく、自分が
最初の一人にならない限り解決
しない。
62体のビスクドールを展示
野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220
『創業122年』
漁村の暮らしを書き続ける
川口祐二さんは、「熊野灘に
サヨリの魚影が少ない。春の
到来を告げる魚はどこへ行
ったのか。
春になると産卵のために沿
岸の藻場を目指すのだが、
海水が汚れている藻は育た
ず、もはや藻場は枯れてな
い。
もの言わぬ小魚が、大きな
警鐘を鳴らしているのに、
愚かにも我々はそれを聴き
取ろうとしない」と問題提
起する。
早春の魚シロウオも少なく
なり、クロアワビも減った。
五月になると二見浦の興玉
(おきたま)神社では、藻
刈神事と呼ばれるアマモを
刈り取る行事がある。
ところが、アマモが絶えたた
め、ホンダワラを刈っている
のが現実である。特産のアサ
リも、この付近で絶滅した。
“沈黙の春”は生活のために
は少しばかりの環境破壊はや
むをえないと目先のことしか
考えずに、これでもかこれで
もかと環境を痛めけている
我々への警告とも言える。
生物が住めない環境の中で、
人だけが生きていけるはず
がない。川が汚れ、海が汚れ
たといういことは、
そこに住む人の心が、それだ
け汚れたとも言える。
環境問題は、行政や企業のせ
いにするのではなく、自分が
最初の一人にならない限り解決
しない。
62体のビスクドールを展示
野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220
『創業122年』