「くれなずむ」暮れなずむ
―日が暮れそうで、
なかなか暮れないー
あなたを想わないときなんて
一瞬だってないんだけど
夕暮れが近づくと 高鳴るこの胸
もうどうしょうようもなくなって
しまう
“何時(いつ)はしも 恋ひぬ時とは
あらねども
夕方設(ゆうかたま)けて
恋はすべて無し
万葉集/柿本人麻呂
当時は夕暮れから宵にかけては
男が女のところを訪れる時間帯
だったため、このような歌が生
まれた。
:上三句は、「これこれの時は
恋しくない、などという時はな
いのだが」
◇夕方設けて→夕刻になると
◇すべ無し→どうすることも
できない
男と女の間にある深い河。
その上をぷかぷか浮かぶ
のは、渡りきれないお互
いの本音が、
深い河を埋めるのは、素
直な言葉だったりする。
YouTube
『木蘭の涙』上白石萌音
https://www.youtube.com/watch?v=HsVUDVL-wgw
私は苦しい恋をしています
まるで長い旅のような
旅の途中でおこし下さい
さくらの花が散る前に
YouTube
ケツメイシ「さくら」
https://www.youtube.com/watch?v=yegBF2yoTDo