ぱさぱさに乾いていてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにするな
そもそもが ひよわな志にすぎな
かった
ダメなことの一切を
時代のせいにするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れよ
ばかものよ
きょうこそ生まれかわれ
二つに割れた心を、持て
余していた。
まとまりのない気持ちを、
ひとつにまとめるようにして、
私は言った。
「過去は過去。私が今好きなの
は、彼だけ」
苦しまぎれに吐き出したその言葉
が、静かで深い夜の静寂(しじま)
の中で、紛れもない真実として、
自分自身の声として、胸に迫って
くる。
私は今、恋をしている。
その恋の行く手には霧が流れ
ている。
私はしあわせなのだろうか。
悲しい疑問が心に滑り込んで
きたとき、窓の外の風景は私
にとってとてつもなく荒涼と
したものになった。
淋しい。またひとつ、
私の心の中で言葉になった。
楽器にはそれぞれ、これを
奏でる道具がある。
ピアノは指で、バイオリンは弓で、
三味線は撥(ばち)で、
管楽器は口で・・・・・・。
人生の楽器は何で弾くか?
無形という”心”で奏でられる。
その心が明るければ、澄んでい
れば、美しい調べで奏でられる。
仕事や対人関係におけるハーモ
ニーも、ひとえに心によって
つくりだされる。
タエなる調べか、ミョウな音か、
どちらか出すかは、
心一つが決めること。
人間関係は矛盾だらけ
ですが、
「人に与えたものは、
必ず返ってくる、
人から奪ったものは、
必ず奪われる」。
これが大原則とされて
います。
奪ったものは、必ず奪い
返される。
「儲け」と思ったけれど、
儲けではなかった。
「損した」と思ったけれ
ど、あとから考えたら損
じゃなかった。
そういうことは、人生で
もたくさんあるはずです。
そう考えたら、どれだけ
自分が手に
いれるかではないのです。
どれだけあげられるか、
ということ
を考えればいいのです。
ですが、
「人に与えたものは、
必ず返ってくる、
人から奪ったものは、
必ず奪われる」。
これが大原則とされて
います。
奪ったものは、必ず奪い
返される。
「儲け」と思ったけれど、
儲けではなかった。
「損した」と思ったけれ
ど、あとから考えたら損
じゃなかった。
そういうことは、人生で
もたくさんあるはずです。
そう考えたら、どれだけ
自分が手に
いれるかではないのです。
どれだけあげられるか、
ということ
を考えればいいのです。